逆転の発想でヒラメキを!ブロックで「なな」を2つ作ろう 算数脳(10)【連載】

#育児・子育て   

AI化が進むなかで、論理的思考を身につけておくことはとても大切。社会人の素養としても必須の数学的思考を育てるパズルで、「できる脳」を育てましょう。単なる知識を超え、論理的思考力と柔軟な発想力を鍛えるパズルに、ぜひ挑戦してみてください!

※この記事は『頭のいい小学生が解いている算数脳がグンと伸びるパズル』(松永暢史・星野孝博/KADOKAWA)からの抜粋です。

「なな」を作ろう


ヨコ3マス、タテ5マスの白い盤(ばん)があります。マス目に2つのブロックを置いて、「なな」を作りましょう。「なな」と読めれば正解です。答えは2つあります(盤に置いた2 つのブロックを平行移動させた答えは同一解答とします)。

ブロックは、マス目にそって置きます。ブロックを回すことはできます。

このブロックを置いて「なな」を作ります。(スクロールすると答えがあらわれます)

逆転の発想でヒラメキを!ブロックで「なな」を2つ作ろう 算数脳


☆作る「なな」は「七」と「7」です。

【答え】

答え


解説


これはまさに「逆転の発想」を絵に描いたような問題です。

まず、気づきやすいのは「7」ではなく「なな」と書いてあることです。どんな「なな」があるかを考えた人は多いでしょう。漢字の「七」を頭に浮かべた人は、1 つ目の答えにたどり着きやすいのですが、「7」を作るのは容易ではありません。

問題文では「ブロックで」ではなく「ブロックを置いて」とわざわざ書いてあります。

つまり、必要なパーツは2 つのブロックと白い盤の3 つあるということです。そこから、もう1つの答えは白い盤を使って作るのかもしれないという発想ができた人は正解できたはずです。

発想力を磨みがくには、カギとなる「気づき」の見つけ方を知っておくことが重要です。ここでは、特に違和感(いわかん)を見逃(みのが)さない注意力が必要です。

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Information

『頭のいい小学生が解いている算数脳がグンと伸びるパズル』


『頭のいい小学生が解いている算数脳がグンと伸びるパズル』
これからの受験を乗り切るためには、論理的思考ができる数学能力が大切。単なる知識を超えた、論理的思考力と柔軟な発想力を育てるには、パズルが効果的です。大人にも挑戦しがいのあるパズルを全101問取り揃えました。

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著者:松永暢史(まつなが・のぶふみ)
1957年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。教育環境コンサルタント。教育や学習の悩みに応えるV-net主宰。「受験のプロ」として音読法や作文法、サイコロ学習法などを開発し、執筆や講演などで活躍。『男の子を伸ばす母親は、ここが違う!』『ガミガミ言わずに子どもを勉強させる方法』など著書多数。

星野孝博(ほしの・たかひろ)
1970年、愛知県出身。東京理科大数学科卒業。日本パズル協会代表理事。日本で唯一、教育的メカニカルパズルを専門に扱う(株)クロノス代表取締役。パズル制作のほか、パズルショップやクロノスパズル教室の運営を行う傍ら、Eテレアニメ『ファイ・ブレイン~紙のパズル~』の監修などにも携わるなど幅広く活躍。

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