切り分けて組み替えて!図形パズルでワーキングメモリーを活性化! 算数脳(14)【連載】

#育児・子育て   

AI化が進むなかで、論理的思考を身につけておくことはとても大切。社会人の素養としても必須の数学的思考を育てるパズルで、「できる脳」を育てましょう。単なる知識を超え、論理的思考力と柔軟な発想力を鍛えるパズルに、ぜひ挑戦してみてください!

※この記事は『頭のいい小学生が解いている算数脳がグンと伸びるパズル』(松永暢史・星野孝博/KADOKAWA)からの抜粋です。

組み換えパズル


■をつなぎ合わせた形AとBがあります。Aを2つに切り分けて、どちらかを動かしBの形を作ってください。3つ以上に切り分けてはいけません。切りはなした部分を回転させたり、裏返すことはできます。Aの図の動かす部分を線で囲んでください。

切り分けて組み替えて!図形パズルでワーキングメモリーを活性化! 算数脳


☆切りはなす部分は、正方形8個分です。

(スクロールすると答えがあらわれます)

【答え】

答え


解説


[ 解説]

これは「分析型発想+試行錯誤」の問題です。

ヒントにあるように、ABで共通していない部分は必ず動かさなければならないことや、横だけの移動では答えが出ないことに気づいたあとは、試行錯誤あるのみです。

実際には動かせないので、すべて頭の中でおこなわなければなりません。そのとき必要とされるのが、図形認識力と短期的に情報を留めておくワーキングメモリーです。切り分けたそれぞれの形を記憶し、そのうちの1 つを裏返してまた記憶、そしてそれらを合体させる、とても高度な図形の暗算をおこないます。

ワーキングメモリーは、一つ一つ考えを進めていく応用問題を解くうえで大切な力です。

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Information

『頭のいい小学生が解いている算数脳がグンと伸びるパズル』


『頭のいい小学生が解いている算数脳がグンと伸びるパズル』
これからの受験を乗り切るためには、論理的思考ができる数学能力が大切。単なる知識を超えた、論理的思考力と柔軟な発想力を育てるには、パズルが効果的です。大人にも挑戦しがいのあるパズルを全101問取り揃えました。

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著者:松永暢史(まつなが・のぶふみ)
1957年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。教育環境コンサルタント。教育や学習の悩みに応えるV-net主宰。「受験のプロ」として音読法や作文法、サイコロ学習法などを開発し、執筆や講演などで活躍。『男の子を伸ばす母親は、ここが違う!』『ガミガミ言わずに子どもを勉強させる方法』など著書多数。

星野孝博(ほしの・たかひろ)
1970年、愛知県出身。東京理科大数学科卒業。日本パズル協会代表理事。日本で唯一、教育的メカニカルパズルを専門に扱う(株)クロノス代表取締役。パズル制作のほか、パズルショップやクロノスパズル教室の運営を行う傍ら、Eテレアニメ『ファイ・ブレイン~紙のパズル~』の監修などにも携わるなど幅広く活躍。

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