片づけに何度取り組んでも挫折してしまう……そんな人にこそ試してほしい、最強の片づけ法が生まれました。ズボラなあなたもぐんぐんモチベーションが上がり、エンタメとして楽しむうちに、二度とリバウンドしない片づけが完了します。心にゆとりが生まれ、理想の人生を歩みはじめるきっかけともなる必見の片づけ法です。

※この記事は『なかなか捨てられない人のための 鬼速片づけ』(吉川永里子/アスコム)からの抜粋です。


一生に一度でOK!自分という資源を活かすため、家中に溜まったゾンビを今こそ退治! 鬼速片づけ(1)【連載】 画像(1/1) 一生に一度でOK!自分という資源を活かすため、家中に溜まったゾンビを今こそ退治! 鬼速片づけ(1)

快適な暮らしはモノを捨てることから始まる!


これまで、あなたの片づけを阻(こば)んできたのは、どんなことですか?

 めんどうくさい。

 時間がない。

 やっても、またすぐにグチャグチャになる。

 安心してください。鬼速片づけは、その点、クリアしています。

 捨てられない。

 捨てたくない。

 もったいない。


それについては、ここでちょっと考えてみましょう。

私が日ごろ思うのは、みなさん、なにを「もったいない」とするかが、すりかわっている気がします。

たしかに、まだ使えるモノを処分するのはもったいないことです。


でも、それが邪魔になっているとしたら? その場所が、もったいなくないですか? そのせいで、使うモノを見つけにくい、取り出しにくい。だとしたら、その労力や時間も、もったいないです。 

使わないのにキープしておく。その場所にも家賃は発生します。そのお金も、もったいない。

「これ、どうしようか」と見るたびに思う。イラッとする。そのメンタルも、もったいない。


新しいモノを買っても、それを入れる場所がない。またはギュウギュウに詰めこんですぐにヨレヨレになるとか、古い大量のモノに紛(まぎ)れて買ったことを忘れてしまうとか、飾ってもオシャレに見えないとか。

それこそ、悲しいくらい、もったいないです。

何を一番「もったいない」とすべきかというと、「あなた」という資源です。 

有限なのです。

場所もそうですが、時間も、労力も、思考も、メンタル=気持ちも、無限には注(そそ)げません。モノが多ければ多いほど、やることは増えます。掃除も大変、管理も必要。それだけ時間を奪われて、気持ちのゆとりを吸いとられてしまうのです。


たとえば、服をクローゼットに掛けられる枚数にすれば、ぜんぶハンガー掛けでOK。たたむ必要はありません。下着類も引き出しにそのまま入る量なら、やはり、たたまなくていいのです。

いま使っていないモノは、いまのあなたの人生に関係ないモノ。

持っていることを忘れているモノは、いまのあなたに必要のないモノです。

言うなれば、アカの他人です。それを大量に抱えこむのは、他人のために家賃を払い、無償で奉仕しているようなもの。

社会活動なら別ですが、モノに対してはもったいなさすぎます。


愛情も有限なのです。

数が多いと、どうしても扱いはぞんざいになります。

どんなに恋愛体質の人でも一度に100人は愛せませんよね?

ビビッときて買ったはずのモノ、いまも大切にしていますか? 変わらぬ愛を注いでいますか?

大奥(おおおく)ならいいのです。

場所も、時間も、人手も、お金もふんだんにあって、愛人が何人いようと、部屋やご飯や着物を与えて、きちんと扱えるなら、誰も文句は言いません。

でも、そこまでできない主人には、側室(そくしつ)も、モノも恨(うら)みを抱きます。


使っていないモノ、生かされていないモノ、それはつまり死んでいる。

ゾンビです。

理想の暮らし。快適な暮らし。

それを手に入れる最も簡単で単純で最速の方法は、ゾンビを退治することです。

家の中で"いま"使っていないモノを処分すればいいのです。

周りを見てください。昔、使っていたモノ、いつか使うかもしれないと思うモノ、目につきませんか?

気づいたら、その場で処分してしまいましょう。


スキマ時間にチョコチョコ処分するだけでも、変化はあります。

でも、劇的にスッキリさせるためには「ぜんぶ出し」がおすすめです。

収納の奥のモノまで一度ぜんぶ出してみて、いま使っていないモノ、いま必要ないモノを処分します。


「う、やっぱりめんどうくさそう」

そう思いますか? でも、これ、一生に一度だけでいいのですよ。

モノが少ないと、暮らしも片づけも圧倒的にラクになります。

髪をロングヘアからショートにすると、シャンプーやブローが格段にラクですよね。その快感が家の中のアイテムの数だけ得られると想像してみてください。

その先には、本当にお気に入りのモノに囲まれた"自分色の部屋"があります。

片づけのことを考えないラクな暮らしが待っています。

おまけに、人生まで好転するというご褒美(ほうび)までついてきます。


ムクムクとやる気が出てきましたか?

そのタイミングで人生に一度だけ、ゾンビに戦いを挑みましょう。



著=吉川永里子