片づけに何度取り組んでも挫折してしまう……そんな人にこそ試してほしい、最強の片づけ法が生まれました。ズボラなあなたもぐんぐんモチベーションが上がり、エンタメとして楽しむうちに、二度とリバウンドしない片づけが完了します。心にゆとりが生まれ、理想の人生を歩みはじめるきっかけともなる必見の片づけ法です。

※この記事は『なかなか捨てられない人のための 鬼速片づけ』(吉川永里子/アスコム)からの抜粋です。


残すのは「イケメン執事」タイプだけ!「好き」で「使える」モノを厳選! 鬼速片づけ(6)【連載】 画像(1/2) 残すのは「イケメン執事」タイプだけ!「好き」で「使える」モノを厳選! 鬼速片づけ(6)

保留ボックスから生還できるのは「イケメンの執事」だけ

片づける場所を決めるときに、"思い入れのない場所"から始めることをおすすめしました。

くつ箱、食品棚……と範囲を広げ、本棚、クローゼット……と進むにつれて、あるときから鬼速スピードが鈍化(どんか)するかもしれません。「いま使っているモノ」と「捨てていいモノ」より、「保留」ばかりが増えてしまうのです。


スランプではありません。判断を鈍らせている正体は「思い入れ」です。

使っていないけど捨てづらいモノ。役に立たないけど取っておきたいモノ。それは無理して捨てる必要はない、と書きました。


でも、モノの数が多すぎると、やはり暮らしは大変です。

モノが多いと、探しモノが多くなります。

ギュウギュウ詰めこむと、出したりしまったりが、おっくうになります。


掃除もひと仕事です。モノを動かしたり、ホコリを払ったり。

ついでに言っておくと、私がインテリアに目覚めて最初に悟ったのは、「モノがたくさんあると、カッコいいインテリアにならない」という真実でした。


たくさんモノを持ちたい⇔ラクしたい

この2つを天秤にかけて、自分にとっての適正量を決めましょう。そして、減らしたいなら、なんとなくモヤモヤしている「思い入れ」を整理して、モノを減らします。


そのさいに役立つのが「イケメン法」です。

いったん保留ボックスに入れたモノは、「好き」という軸で選別するのもアリです。

でも、「好き」にも、いろいろあると思うのです。

たとえば、好きな度数。大好き、ちょっと好き、そのレベルや順位です。

そして、「いま」好きなのか、「昔」好きだったのか。

その気持ちに、どれだけ使うかを掛け合わせて、分類してみましょう。


グループA=いま好きで、使う(イケメン執事)

グループB=好きじゃないけど、使う(執事)

グループC=いまも好きだけど、使わない(ヒモ)

グループD=もう好きじゃないし、使わない(ゾンビ)


残すのは「イケメン執事」タイプだけ!「好き」で「使える」モノを厳選! 鬼速片づけ(6)【連載】 画像(3/2) 鬼速片づけ

イケメンという言葉が嫌なら、美女でもスターでも、好きな言葉に置き換えてください。

執事も同様。秘書でもなんでも結構です。


この仕分けが、保留ボックスの中のモノの選別を鬼速にします。

Aのイケメン執事は、仕事ができるばかりでなく、その存在によって心がときめく逸いつ材ざいです。実務もうるおいも兼ねています。これだけで家が構成されていたら、人生はバラ色です。


Bの執事は優秀で、頼りになる存在。でも、1つの仕事につき1個でいいのです。

イケメン執事と、ただの執事。どっちを残したいですか?

迷わずイケメン執事ですね。


Cのヒモ。役立たずだけど、いてくれるだけで超かわいい、みたいな子。かわいい雑貨や趣味のコレクション、めったに着ない服などはその代表です。

現役のイケメン執事と、仕事をしないヒモ。一緒に暮らしたいのはどちらですか?

ちなみに我が家にはヒモはいません。それでも毎日楽しく暮らせます。


でも、あなたの理想の暮らしが心のうるおい重視なら、ヒモもいたって構いません。でも、もっとラクをしたい気持ちがあるのなら、ゼロにしよう、とは言いませんが、トップ3くらいまでにしぼりませんか。

Dのゾンビは、かつての恩人。「ありがとう」とお礼を言って、お別れしましょう。


想像してください。モノが言葉を話せるとしたら、どう言っているでしょう?

ガチャッとクローゼットを開けた瞬間、服たちは「よっしゃっ。出番だ」と、それぞれアピールしています。でも、選ばれるのは1着です。「おい。それ、3日前に着たやつじゃん」「あいつ、洗濯から帰ってきたばかりじゃね?」「ワシはのう、もう5年も光を浴びとらんぞ」「見てよ、私。まだタグついてるし」


一度は愛して買った服たちに、あなたは相当、失礼な仕打ちをしています。

生殺しのゾンビにしておくより、成仏させるのも愛です。


著=吉川永里子