【クイズ】昔、おしろいが原因で起きた悲劇とは? 頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学(58) 画像(1/1) 昔、おしろいが原因で起きた悲劇とは?

「一晩置いたカレーがおいしくなるのはなぜ?」「ポン酢のポンってなに?」…というような学校では教わらないけれど子どもに話したい雑学を集めました!

子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまう「おもしろ知識」「生活の知恵」が盛りだくさんの『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から、第58回目をお送りします。


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美白へのあこがれがもたらした悲劇

「色の白いは七難隠す」ということわざがある。色白の女性は顔かたちに多少難があっても美しく見える、といった意味だが、女性たちの美白へのあこがれは今も昔も変わらないようだ。歴史的に見ても「美白ブーム」はこれまで何度となくくり返されてきた。

白い肌づくりには、古くからさまざまな方法がとられてきたが、今では考えられないようなトラブルも多かったようだ。

たとえば、顔や首筋などにつける白粉(おしろい)。日本に鉛や水銀を使った白粉の製法が中国から伝わったのは奈良時代で、江戸時代には透明感のある水銀白粉は額に、それ以外の部分には鉛(なまり)白粉が使用された。

いずれも口に入らなければ害はなかったが、乳母も帯から上に鉛白粉を塗ったため、乳幼児が鉛中毒になる事件も起きたそうだ。

その後も白粉は使われ続けたが、大正年間になって、授乳の際に母親の白粉をなめた乳児が、鉛中毒性脳膜炎になって死亡する事故が相次ぐ。そのため昭和10年(1935)、ようやく鉛を含む白粉の製造が禁止されたのだ。驚くことに、猛毒で知られるヒ素も、昭和初期には「美白剤」として飲まれていたという。女性の美白にかける並々ならぬ執念を感じずにはいられない。