片づけに何度取り組んでも挫折してしまう……そんな人にこそ試してほしい、最強の片づけ法が生まれました。ズボラなあなたもぐんぐんモチベーションが上がり、エンタメとして楽しむうちに、二度とリバウンドしない片づけが完了します。心にゆとりが生まれ、理想の人生を歩みはじめるきっかけともなる必見の片づけ法です。

※この記事は『なかなか捨てられない人のための 鬼速片づけ』(吉川永里子/アスコム)からの抜粋です。


「なくしたくない」から「ない方がラク」へ!気持ちが切り替わるのを待って 鬼速片づけ(8)【連載】 画像(1/1) 「なくしたくない」から「ない方がラク」へ!気持ちが切り替わるのを待って 鬼速片づけ(8)

早い人は翌日には保留ボックスが邪魔になり、捨てられる

保留ボックスの話を続けましょう。

保留ボックスの中身を少し時間をおいて眺めてみると、どうですか?

迷って保留にしたモノですが、かなりの方が、数日後には処分してしまいます。

翌日という人もいます。たいていの場合は、次のゴミ出しの日です。


いま使っているモノと、思い入れの強いナンバーワン。これらと数日暮らして、スッキリした空間や快適さに慣れてくると、「もう、いいかな」と思えるのです。「あれがなくても大丈夫だ」と納得できます。むしろ「あれが邪魔だったんだ」と思うでしょう。保留ボックスだけが唯一のブサイクエリア、浮いた存在に見えてきます。「あいつらさえいなければ」という心境になり、捨てたくなります。


だからこそ、保留ボックスは、目につくところに置いておきます。

第一線から退き、降格した姿をさらすのです。「馬子(まご)にも衣装」の逆パターンとでもいったらいいのか、保留ボックスに入ったイケメンは、もうイケメンに見えません。急に老けこみます。


美容師さんが教えてくれましたが、イケメンのほとんどが髪型で決まるのだそうです。オールバックや坊主頭でイケメンに見える人は、真のイケメンだそうです。


すてきなボールペン。引き出しに入れておくとまた使う気がしますが、ダンボール箱に入っていると「最近はこすると消えるペンしか使わないし」と、現実的に考えられます。ちょっとかわいい、まだ着られると思うTシャツ。ダンボール箱にグチャッと入っていると、「もういいか、ほかにいっぱいあるし」と思えます。


キラキラしたまま捨てるから、心が痛むのです。

見ないふりをしようとしても、つい、どんよりした一角が目についてしまう。この状況を意図的につくります。

そして、保留くんたちを、しゃべり放題にさせておきます。「どうせ気持ち、冷めてるんだろ?」「いつまで待たせるの?はっきりしてよ」。そんな文句ばかり聞こえてくると、「だよね。ごめんね」と、さよならしたくなります。


時間は最良の薬です。あんなに迷っていた保留の品も、だんだん、それに構っているよりもっと楽しいことをしたほうがいい、悩む時間がばからしいと思えてきます。「なくなってどうしよう」と思っていたモノが、「なくなったほうがラク」とピシッと気持ちが切り替わる瞬間があるのです。まだ好きなうちは無理をしなくてもいいです。無理をするとストレスになって、結局ほかで心のスキマを埋めようとします。決着のタイミングは自分で決めていい。


でも、覚えておいてください。

持ち続けることが愛じゃない。モノはみんな、いつかは出ていく運命です。

それが、いま、なのか、1年後なのか、10年後なのか、それだけの違いです。


著=吉川永里子