老けない!太らない!キレイになる!「食べるオイル生活」のススメ

#美容・健康   

オイルは「太りそう」「肌によくなさそう」というイメージを持っているとしたら、それはとても損をしているってこと! オイルを内側と外側の両方から取り入れることが、実はキレイになる近道だとか。40代からオイル生活をスタートし、若々しさをキープしているオーガスト・ハーゲスハイマーさんに教わります。

キレイに年を重ねたい今こそ、オイル生活にチェンジ


私たちの体は日々取り入れるものでできていて、見た目と食は連動しています。例えば、どんなに美しい人でもジャンクフードや暴飲暴食を続けていたら、おなかはぽっこりし、肌はたるみやシミ、シワが目立つようになり、見た目年齢がぐっと老けてしまうでしょう。

ですが、体にいい栄養を取り入れると、ホルモンバランスや肌のターンオーバーが整うので、実年齢よりも若々しくキレイでいきいきとした印象になります。

その体にいい栄養として注目してほしいのが「オイル」です。私たちの体のすべての細胞には細胞膜があり、ほとんどがオイルの成分でできています。この細胞膜が健康でないと、見た目も体調もいまいちです。食やスキンケアでオイルをとることで、細胞が新しくなり、ターンオーバーをすると、見た目にも体調にも変化が現われます。

何歳からでも遅いということはありません。質のいいオイルを積極的に取り入れてみましょう。

【画像を見る】オーガスト・ハーゲスハイマーさんの20代と50代のとき。こんなにも若々しく保てるなんて!


ありがち! オイルにまつわる誤解


〈誤解1〉オイルは体に悪い

オイルそのものが悪いのではなく、悪いのは酸化したオイル。揚げ物やスナック菓子などは酸化した状態なので、体内に取り入れる=老化を進めると心得ておきましょう。

オイルにまつわる誤解 その1


〈誤解2〉オイルは太る

ヨーロッパの学会論文では、オリーブオイルが豊富な食生活を続けた結果、体重と体脂肪が減少したリポートがあるほど。オイルをとる= 太るは間違いです。

オイルにまつわる誤解 その2


〈誤解3〉オイルは吹き出物ができやすい

質のよいオイルは、肌の細胞膜の生成に役立ちます。オイルをスキンケアに取り入れたほうが、肌のターンオーバーが正常になるので、肌そのものも美しくなるのです。

オイルにまつわる誤解 その3


オイルを「食」で取り入れてみよう!


「オイルは太る」という誤解を捨てて、ふだんの食生活にオイルを取り入れましょう。そもそも、肌や体の衰えは、体内がさびついて老化することで新陳代謝がうまくいかなくなるのが原因。それを防ぐにはオイルをしっかりと摂取すること!  おすすめのオイルを紹介します。

3つのおすすめオイルに期待できる効果


〈ココナッツオイル〉脂肪燃焼 免疫力アップ

健康と美容にすぐれた働きをする中鎖脂肪酸をたっぷり含んでいます。体内で素早くエネルギー代謝されるため、中性脂肪がつきにくいという特徴があります。

〈ごま油〉 老化防止 免疫力アップ

細胞の老化を防ぐゴマリグナンやビタミンEなどの抗酸化成分が豊富。ゴマリグナンは「不老長寿の薬」と昔からいわれているほどすぐれた成分です。

〈オリーブオイル〉 老化防止 デトックス

主成分のオレイン酸は、腸の働きを活性化し、腸内環境を整える作用があります。そのほかに含まれているクロロフィルは体内の毒素をデトックスする効果があります。

編集部のおすすめオイル


◆AJINOMOTO ごま油好きのごま油 160g/J-オイルミルズ

⇒ ばい煎を加えた濃厚なコクが美味!

高温ばい煎ごま油と低温ばい煎ごま油、生搾りのごま油の3種をブレンド。

AJINOMOTO ごま油好きのごま油 160g オープン価格/J-オイルミルズ


◆エクストラバージンオリーブオイル 300g/昭和産業

⇒ オリーブ本来のフルーティな香り

新鮮なオリーブ果実を使用し、料理をおいしく仕上げます。

エクストラバージンオリーブオイル 300g オープン価格/昭和産業


◆ザ ジェッド エキストラバージンオリーブオイル 250ml/ Vd’Oヴァンドリーヴ

⇒ 栄養成分豊富でサラダと好相性

香り豊かで上質なレバノン産のオリーブオイル。

ザ ジェッド エキストラバージンオリーブオイル 250ml 1,692円/VdʼOヴァンドリーヴ


ルールはたったこれだけ!


1. 生でとる

加熱するとその分酸化してしまうので、生のまま食材とあえてとりましょう。若返りの近道は、できるかぎり毎食取り入れること!

2. 量はたっぷり

とり過ぎを心配するより、充分にとっているかを気にするほうが重要。1食分のサラダにかけるとしたら15~20mlぐらいが目安です。

3.毎日とるのがベスト

たまにではなく毎日続けてこそ、細胞が新しく生成され、見た目にも変化が訪れます。たまにとる程度では効果が出にくいと心得て。

毎日の習慣にしたい4つのこと


〈サラダ にプラス〉

ドレッシングの代わりにエクストラバージンオリーブオイルやごま油をたっぷりかけます。オイルをかけることで、野菜に含まれるミネラルや抗酸化物質の吸収率もアップ。

サラダにたっぷりとかけて


〈生魚にプラス〉

刺身にエクストラバージンオリーブオイルをかけてカルパッチョに。夕食に生魚を食べると、寝ている間に肌のターンオーバーやホルモンバランスを整えてくれます。

カルパッチョにして素材をおいしく


〈ドリンク にプラス〉

カップ1杯の飲み物にティースプーン1杯のココナッツオイルを入れて。オイルに自然な甘さがあり、コクが出るので腹もちもよくなります。コーヒーや紅茶に入れてみて。

ホットドリンクに溶かせばコクも出る!


〈加熱料理 にプラス〉

焼いた魚や肉に風味づけとしてオイルをかけます。香りのよい、ごま油やエクストラバージンオリーブオイルがおすすめです。

焼き魚や加熱した肉料理にかけても!


こんなとき、どうする?


Q. 揚げ物のオイルはオイル生活的にOK?

どんなに良質な油を使ったとしても、加熱すると酸化してしまうため、オイルのよさを体に取り入れることはできません。ふだんより食べる回数を調整しましょう。

加熱すると酸化してしまうのが弱点


Q. 生のオイルがとれない日は?

天然の良質なオイルが含まれる青魚系(あじやさばなど)の刺身やナッツで代用するのもOK。ただし、生のオイルが最も効果的ということをお忘れなく!

一時的な代替策も覚えておこう


オイルをたっぷり内側からとることで、老化が防げるなんて! いつまでも若々しくキレイでいるために、オイルで“さびない女”を目指しましょう。

撮影=熊原美惠 イラスト=山中玲奈 スタイリング=中村弘子(料理) 編集協力=森田有希子(smile editors)

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Information

教えてくれたのは:オーガスト・ハーゲスハイマーさん
長年の研究から、「人間の体は自然の力で回復できる」という結論に達し、40代からオイルを中心とした食生活をスタート。栄養科学博士、アンチエイジング・スペシャリストとして多方面で活躍。著書に『最少の努力でやせる食事の科学』(講談社)ほか多数。


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