名前の由来は“ケチ”な屋台で出されるから!? 意外と知らない丼のヒミツ

さっと食べられ、食べごたえもある“丼(どんぶり)”。
誰もが1度は食べたことのある身近な料理ですが、そんな“丼”の定義や歴史を知っていますか?
今回は意外と知らない丼の秘密にスポットを当ててみましょう。
古い歴史を持つ“丼”を徹底解明!
3月7日放送の「Nスタ」(TBSテレビ系)では、日本人と丼の関係に注目。
“丼”に関するさまざまなトピックが明かされました。
番組ではまず「丼」の定義が登場。
全国丼連盟は「丼」を、「半球型の器にご飯を盛り、その上に食材を乗せる料理」と定義しています。
また「丼」という名前の由来に関して、江戸時代までさかのぼるとコメント。
江戸時代には食事を1杯ずつでしか売らない“ケチ”な屋台を「慳貪屋(けんどんや)」と呼んでいました。
この「慳貪屋」で使う器「慳貪振りの鉢(けんどんぶりのはち)」から“どんぶり”だけが残り、現在の名前で呼ばれているそうです。
“庶民の味”というイメージがある丼ですが、室町時代には上流階級の人々に人気の食べ物だったことも紹介。
器に入ったご飯の上に野菜や魚の煮物をのせて汁をかけた「芳飯(ほうはん)」は、見た目がきれいなことや食べやすさから上流階級の中で流行していました。
この“芳飯”を今でも再現して作っている人は意外と多いようで、ネット上では「室町・戦国時代の資料をもとに芳飯を再現してる。単純に美味いだけでなく水分と塩分補給にもなるのでとてもいい」「自分流にいわしの干物メインで芳飯づくり。正しい姿かどうかはわからないけど、おいしいのは確かです」「今日のご飯はたっぷりの葱と油揚げ、熱々のお出汁でいただく芳飯です」といった声が上がっていました。
あっという間に天丼気分が味わえる「なんちゃってえび天丼」
番組ではてんぷら屋台のまかない飯として1837年に生まれた天丼が、“本格的な丼”として最古だという説も取り上げています。
2番目に古いと言われているのは、水戸藩の大久保今助が発明したうな丼。
しかし天丼やうな丼を自宅で作るのは、少しハードルが高いと感じる人も多いはずです。
そこで今回は、自宅で作れるお手軽丼レシピをご紹介。

「なんちゃってえび天丼」を作る際に用意する食材は、桜えび・新玉ねぎ・揚げ玉の3つ。
まず玉ねぎを縦薄切りにし、水につけた後ペーパータオルで水けをとりましょう。
次に器にご飯を盛って、塩を少々。
玉ねぎをご飯にのせたら、その上から桜えびと揚げ玉を混ぜてのせてください。
最後に一味とめんつゆを混ぜたものをかけたらできあがり。
思いついたときにパパっと天丼気分が味わえますよ。
お店のうなぎを自宅で再現できる「ふっくらうな丼」

「ふっくらうな丼」は、市販されているうなぎのかば焼きをさらに美味しく食べるレシピ。
うなぎを半分の長さに切ったら、皮目を下にして耐熱皿にのせてください。
全体に酒をふってふんわりとラップをかけたら、電子レンジで約50秒加熱。
酒をぬってから電子レンジで加熱することで、表面が乾燥せずにやわらかくなります。
加熱しすぎるとかたくなるので要注意。
器にご飯を盛ってたれを回しかけ、うなぎをのせてから残りのたれをスープンなどでぬっていきましょう。
身近な料理である“丼”を、これからもさまざまな方法で楽しめるといいですよね。
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