ドイツ人は使うものを、日本人は使わないものを収納する⁉ 不用品処分で家事時間を4分の1に 大人のラク家事(3)【連載】 画像(1/1)

収納用品を山ほど買い込み、家中をきれいに片づけても、家事がラクになった実感はあまり……そんな経験ありませんか。 整理整頓には「ものを減らす」に加えて、「手間を減らす」工夫をすることが大切。「家事が嫌い」、「家事が苦手」という人でもOKの片づけ&整理整頓の工夫を身につけ、「ラク家事」でゆとりある暮らしを実現しましょう!


※この記事は『大人のラク家事』(Rin/KADOKAWA)からの抜粋です。


さよなら、過去の私

「ドイツ人は使うものを収納するが、日本人は使わないものを収納する」

この言葉に出合ったとき、最初に頭に浮かんだのは、着ない服をギュウギュウに詰め込んだ自宅のクローゼットでした。


そして愕然としたのです。衣替えのたびに、着ない服をあっちからこっちへと移して収納していた私は、どれだけの時間と労力を無駄にしてきたのだろうと......。


それだけではありません。服の管理ができていないために似たような服を買ったり、お店の人に勧められてテイストの違う服を買い、組み合わせができないという失敗も繰り返してきました。身銭を切った服は捨てられず、また収納用品を買い足す。お金の無駄遣いも相当なものです。けれども、デザインが古い服は自分まで古くさく見えてしまうので、結局着ないのです。気がつけば、クローゼットは過去の遺物、使わないものだらけになっていました。


こんな生活を一生続けるの?

それとも、過去にさよならして、今、似合う服を増やしたら?


自問した結果、答えは迷わず後者でした。

そして、思い切って着ない服を捨ててみると、驚くようなことが次々に起こったのです。


まず、服が減って管理ができるようになったことで、朝の服選びのストレスがなくなりました。同じような服を買う失敗もなくなりました。クローゼットの中の風通しがよくなり、服を吊るしておくだけでシワだらけになるというストレスも解消。さらに、今、自分に必要な服がわかるようになってきたのです。


この体験が、必要なもの、お気に入りのものだけで心地よく暮らす私のシンプルライフをスタートさせるきっかけとなりました。



使わないものを捨ててこそ本当に必要なものが見えてくる

それまでの私は、部屋の片付けをするのが嫌で、休日はいつも外出。楽しいことを求めて、外へ外へと目を向けていました。


ところが、クローゼットの整理を終えて劇的に使いやすくなると、続けてキッチン、リビングも大整理。自分自身が劇的に変わりました。その理由は、次のような発見があったからです。


●家にいるのが楽しくなった

とにかく家の中がスッキリ。今では「ほかに捨てるものはないかな?」とチェックするのが癖に。片付けそのものが楽しくなりました。


●自分に必要なもの、必要な生き方がわかった

使わないものを捨てることは、自分に必要なもの、お気に入りのものを選び取ること。それを繰り返すことで、「決断する力」「選択する力」が身につきました。


●無駄なものを買わなくなった

必要なものを見定める目が養われたことで、無駄買いは激減しました。


●家中がスッキリして家事がラクになった

探しものをする時間が減り、日々の片付けの負担が減り、家事の時間が以前の4分の1に。


●フルタイム勤務でも自分の時間が増えた

家事の時間が減り、その分、自分の時間がしっかり持てるように。夢のようです。


●貯金ができるようになった

今まで、どれだけ無駄なものを買っていたことかと、驚くほどです。


●夫が部屋を片付けるようになった

我が家の散らかし上手が、片付け上手に変身。奇跡です!


●やりたいことが実現できるようになった

時間がないからと断念していたことが、できるようになりました。

 


過去の私にさよならして出会ったのは、新しい私です。人生をリセットしたいなら、まず、使わないものを捨ててみてください。


著=Rin 撮影=原田 崇、原田圭介