“ソムリエ料理家”が教えます! 最新トレンド「オレンジワイン」に合うレシピ 画像(1/3) ワイン界のニュートレンド「オレンジワイン」って知ってる?

最近おしゃれなバルやレストランでも目にするようになった、ワインのニュートレンド「オレンジワイン」をご存知ですか? 名前からするとオレンジの果汁で作られたワインのような気がしますが、そうではありません。

そんな気になる流行りのワインについてと、オレンジワインにぴったりなレシピを、“ソムリエ料理家”・平野由希子さんに教えていただきました!

“ソムリエ料理家”が教えます! 最新トレンド「オレンジワイン」に合うレシピ 画像(4/3) 家飲みを「最高の時間」に。『ソムリエ料理家の ワインを飲む日のレシピ帖』

オレンジで作るワインではない

オレンジワインは、白ぶどうを原料にして、赤ワインの製法で醸造するワインのこと。うっすらとオレンジ色で上品な色合い、味は少し渋みのある力強いおいしさ。そんなオレンジワイン、いま世界中で大流行中なのです。


赤ワイン、白ワインの作り方って?

そもそも、赤ワイン、白ワインってなぜその色になるのかご存知でしょうか。

ワインは、まずぶどうから果汁を搾り、発酵させてから醸造することででき上がります。

赤ワインは黒ぶどうから作られ、黒ぶどうの皮と種を取らずに果汁をしぼり、それごと発酵させてから皮と種を除いて醸造することで、あの鮮やかな赤い色になるのです。

一方、白ワインは白ぶどうの果汁をしぼって作ります。その際、皮と種を取り除くので、果汁は白いまま。皮の色がつかないのです。

オレンジワインというと、白ぶどうを使いますが、皮と種を取らずに果汁をしぼります。そして赤ワインと同様、それごと発酵させてから皮と種を除いて醸造します。だからうっすらと皮や種の色がワインにつくのです。


なぜ流行しているの?

オレンジワインの発祥はジョージア(グルジア)といわれています。ジョージアはアジアとヨーロッパの間に位置し、元々旧ソビエト連邦に属していました。だからこそさまざまな食材が交差し、食の宝庫ともよばれています。

ワイン作りの歴史の長いジョージアでは、いまでも伝統的な方法でオレンジワインを作る醸造家も多く、そのナチュラルさと複雑な味わいに魅了された他国の醸造家が次々とオレンジワインを作りだします。いまでは世界中でオレンジワインが作られるようになりました。

オレンジワインが流行した理由として、いろいろな料理に合いやすいという点があります。白ワインほど繊細ではなく、赤ワインほど力強さは感じません。だからこそ、軽めの肉料理やこってりとした魚料理にもぴったりで、洋食だけでなく和食や中華にも合わせやすいというメリットがあります。

そんないいことづくめのオレンジワイン、見かけたらぜひ試してみてくださいね。


ソムリエ料理家・平野由希子さんが提案! オレンジワインに合わせるなら…

“ソムリエ料理家”が教えます! 最新トレンド「オレンジワイン」に合うレシピ 画像(6/3) 【画像を見る】オレンジワインと合わせたいレシピ「新じゃがと塩漬け豚の蒸し焼き」

◆新じゃがと塩漬け豚の蒸し焼き

【材料】(2人分)

塩漬け豚(下記参照) 150g、新じゃがいも 6個、ローズマリー 1枝、にんにく(皮つき) 1片、

オリーブオイル 小さじ2、塩 少々、粗挽き黒こしょう 適量

【作り方】

1.塩漬け豚は水けを拭き、1.5㎝厚さに切る。じゃがいもは皮つきのまま半分に切る。

2.鍋にオリーブオイルを中火で熱し、豚肉を入れて両面焼く。肉の表面の色が変わったらじゃがいも、ローズマリー、にんにくを皮つきのまま加えてふたをする。途中時々混ぜながら、弱火で約20分、じゃがいもがやわらかくなるまで蒸し焼きにし、塩、こしょうをふる。


◆塩漬け豚

【材料】(作りやすい分量)

豚バラかたまり肉 300g、塩 小さじ1、砂糖 小さじ1/3

【作り方】

豚肉に塩、砂糖をすりこむ。保存用袋に入れて冷蔵室で1晩以上置く。出てきた水けを時々捨てながら、冷蔵室で3~4日間保存可能。


「オレンジワインってオレンジで作られているの?」と聞かれたら、今日知った豆知識を教えてあげてくださいね。流行のものから伝統的なものまで、知れば知るほど奥深いワインの世界。ワイン好きな方もそうでない方も、ソムリエ料理家がおすすめするワインとレシピで最高な家飲み時間を楽しんで。


撮影/日置武晴