梨花さんもInstagramで大絶賛の子育て本「頭のいい子の親がやっている『見守る』子育て」の著者、小川大介先生が、悩める親たちにアドバイス。「うちの子のこんなところが心配」「私の接し方、コレでいいの?」など、子育てに関するありとあらゆる悩みにお答えします。連載第3回目のお悩みはこちら。

整理整頓が苦手で忘れ物ばかりする子、どうすれば?【小川大介先生の子育てよろず相談室】 画像(1/1)  

【お悩み】

小3の息子の忘れ物の多さに困っています。整理整頓がとても苦手で、部屋はいつも散らかり放題。学校の机の中もグチャグチャのため、必要なプリントなども、しょっちゅう学校に忘れてきてしまう始末です。先日、「配られた時にちゃんと連絡袋に入れるようにしようね」と教えたところ、忘れずに持って帰ってくることができ、喜んでいたのですが…。それも束の間、2~3日もするとまた元の状態に逆戻りしてしまいました。家では忘れ物がないかチェックしてあげられますが、学校から持って帰るのを忘れてしまうので、どうすればいいのかわかりません。(Yさん・40歳)


【小川先生の回答】

■子どもは忘れやすい生き物

「うちの子は忘れ物が多くて…」と嘆いておられる親御さんの話は、本当によく聞きます。それくらい、子どもというのは、忘れやすい生き物だということを、まずは知っておいていただきたいですね。そもそもなぜ忘れてしまうのかというと、やろうと思ったその時に、何か別のことに興味がいってしまうからです。例えばトイレに行きたくなったり、誰かに何かを言われたりなど、心が動いたその瞬間に、それまで頭の中にあったことが飛んでしまうのです。大人でも、何かしている時に、突然驚きのニュースが舞い込んできたら、そちらに心を奪われてしまうことがありますよね。子どもはそれが、とても小さいレベルで起きているのです。

大人の場合は、一度心が飛んでしまっても、やるべきことが既に習慣化されているため、思い出すことができます。しかし子どもは、大人以上に“今”に反応しながら生きているので、元に戻って思い出すということが、とても難しいのです。


■突発事に対応できる仕組み作りを

何度かきちんとできたということなので、落ち着いた環境であれば、忘れずにできるのは間違いありません。ですから、突発事が来ても対応できる仕組みを作っておくのがいいでしょう。例えば、ランドセルを開けた目立つところに『今日の整理はできましたか?』と書いておき、気づくきっかけを与えてあげるのです。そして子どもが忘れずにできた時は褒めて、どうしてできたのかを聞いてあげることも大切です。「友達が来たけど、がんばって先に準備したよ」など成功体験を再現させることで、明日も続けようという力になります。ですから1回褒めればもう十分ではありません。突発事が起きたときの振る舞い方を反復練習する中でそれがルーティン化していくので、ずっと褒め続けてあげてください。



回答者Profile

小川大介

教育専門家。中学受験情報局『かしこい塾の使い方』(https://www.e-juken.jp)主任相談員。

京都大学法学部卒業後、中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1を創設。教科指導スキルに、子育てコーチング、学習タイプ別の指導術を組み合わせ、短期間の成績向上ノウハウを確立する。個別面談の実施数は6000回を数え、受験学習はもとより、幼児低学年からの能力育成や親子関係の築き方指導に定評がある。各メディアでも活躍。著書多数。