片づかないのは、あなただけのせいじゃない!「片づけがしんどい」というあなたのための処方箋(1)

毎日、片づけては散らかり…を繰り返し、それでも徐々に汚くなる家にイライラしながら時間ができたら家じゅう片づけよう!と思う(でもそんな日は来ない)。
少しでも快適に、と思うものの正直しんどい。私もそんな一人です。
今回、その思いを受け止めてくれたのは『家事は8割捨てていい』など家事に関する著書を多数出している佐光紀子さん。
小手先の片づけ術ではなく、もっと根本的に片づけをしんどくなくするには、自分自身の意識と、家族との関わり方を変えることでした。
「片づけられない私はダメ人間、と思うのはやめましょう!」ということばを胸に、片づけのしんどさから一緒に解放されましょう。連載第1回目です。
今回助けてくれるのは…
◇佐光紀子さん/翻訳家、ナチュラルライフ研究家◇

解放されるためにまずは意識を変えてみよう!
意識改革1▷必死に片づけなくてもいい!なぜなら…あなたが笑っていることが一番だから!

すっきり片づいているのは、確かに理想的です。
でも夫や子どもも、同じ理想を持っているでしょうか?
家族にとっては、完璧な部屋を目指してあなたがイライラしているより、多少ものが散らかっていたとしても、皆が笑って過ごせるほうが快適かもしれません。
それなら、1人でがんばり過ぎる必要はないのでは?
散らかっているのは、あなた1人の責任でもありません。
いったん〝片づけなくちゃ〟という意識をオフモードにしてみてはどうでしょう。
意識改革2▷「片づかない」=「だらしない」じゃない!なぜなら…片づかないのは性格ではなく、環境の問題だから!

日本には昔から質素倹約を美徳とする文化があります。
それを重視しすぎて、「ものがあふれていて、それを片づけられない私は悪い妻であり、ダメな母」と自分を追い詰めてしまうのは、少し違う気がします。
片づかないのは、あなたの性格の問題ではありません。
片づけにくい仕組みや環境になっているだけのこと。
そしてこれは家族みんなで考えるべきことなのです。
自分だけを責めるのは、きょうからきっぱりやめましょう!
片づけられない罪悪感から解放されるための3つのすすめ
その1▷SNSで見かけるすてきな暮らしも、現実は皆一緒!

「あの人のおうちはこんなにきれいに片づいてる」と、SNSの世界と自分の部屋を比べて、ため息をつくそこのあなた!
自分も写真を撮るとき、じゃまなものは別の部屋に追いやっていませんか?
SNSは見栄えを重視しているので、現実とは違うと心得ましょう。
その2▷散らかっている家におじゃましても驚かない

もしもお呼ばれしたお宅が散らかっていたとしても、そこでの楽しい会話や、一緒に食べたおいしいごはんのほうが、記憶に残るもの。
部屋の状態より、楽しい思い出を大切にする自分になれれば、片づけられなくても自分を責めなくていいと思えてきます。
その3▷「汚いけど、よかったら!」と人を招いてみる

完璧に片づけられなくても、まずは勇気を持って人を招くことに慣れていきましょう。
片づかないからと予定を延期するのは本末転倒。
「片づける時間がなくて、ごめんね」と声をかければOK。
部屋を自慢するわけではないので、楽しく過ごすことに力を注いで。
2つの意識改革に共通するキーワードは、「家族みんなで取り組む!」
第2回では、家族みんなが進んで片づけたくなる「魔法のことば」を紹介します!
【レタスクラブ編集部】
Information
『「片づけがしんどい」というあなたのための処方箋』▼掲載話一覧
◇佐光紀子さん/翻訳家、ナチュラルライフ研究家◇
翻訳をきっかけに重曹などの自然素材を使った家事に目覚め、研究を始める。以降、講座や執筆活動を展開。
上智大学大学院で日本の家事の在り方を研究し、2016年に修士号を取得。2男1女の子どもたちは、全員社会人に。
著書『家事のワンオペ脱出術』¥1,400 がエクスナレッジから発売中。
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