子どもの習い事代が月5万円以上。今後のために減らすべき?【お悩み相談】
お悩み相談
年少と小2の子どもがいます。本人がやりたいと言ったものや私が必要と思うものなど、2人ともそれぞれ習い事をしていますが、2人分で月に5万円近い出費です。
ピアノレッスンは2人分で2万円超(コンクールに出場し入賞もしていますが、今のところ音楽の道に進む予定はありません)。上の子はほかにアートスクールで5000円、塾に1万3000円。下の子はバレエとスイミングで8000円です。
共働き夫婦で、世帯の可処分所得は月50万円程度。現在は私が時間を減らして働いていることもあり、子どもの成長に従い勤務時間を増やせば世帯収入は増える見込みです。2人分の大学費用として10年後には800万円程度を準備できるペースで貯蓄もしています。住宅ローンも間もなく完済しますので、その後は更に貯蓄ペースも上げて教育費と老後資金の準備をしようと思っています。生活を圧迫するほど習い事代が負担になっているとは思っていません。
しかし、周りのご家庭の様子を聞いていると、わが家は子どもの年齢の割に習い事代が多いように感じます。中高生がいれば塾代で月数万円はかかるのが普通のようですが、年少と小2の時点で月5万円も習い事にかけるのは使いすぎなのかもしれないと不安になってきました。
下の子が小学生になれば下の子の塾代も必要になるでしょうし、今より更に習い事の出費が増えるのも目に見えています。
月々の習い事代が下がれば、更に進学費用に上乗せして海外の大学という選択肢も増やせるかもしれません(その場合は、今のペースの貯蓄では到底無理ですので倍は必要になるかと思います)。かといって、将来行くかどうかも分からない留学費用を準備するために、今がんばっている習い事を辞めさせるのもかわいそうで……。
お金の話となると仲の良い友人にも相談しにくいので何となく夫婦で相談してはいますが、今のままでいいのか自信がありません。現在と将来、どう支出バランスを取るのがいいでしょうか?
最終的に後悔のない、自分達の価値観に沿った選択を
たいへん安定した、理想的な家計ですね!
一般的な家計比率からすると、習い事だけで所得の10%を占めるというのはやや過大ではありますが、拝見する限りではほかの科目で十分吸収できているようですし、今後収入の増加が見込める状態であることから、縮小が必要な状況とまでは言えないでしょう。
海外留学の際に不足が出たとしても、教育ローンの利用や老後資金の一時取り崩しなど、中長期で見れば問題なく対応できるはずです。小さなころに経験した習い事は人生を豊かにしてくれるもの。お子様が望むなら続けさせてあげるのが良いのではないでしょうか。
ただし、ここまではあくまで一般論で言えば、です。
ご相談を拝見する限り、支出に関して正しさを強く求めていらっしゃるように見受けられますが、本来お金の使い方に正解はありません。例えば、収入の半分を食費に費やす家計は一般的には「誤り」ですが、本人の価値観に沿っているなら、それは「正解」の家計になります。貯蓄の増大による「備え」と、お子様に習い事を続けさせてあげる「投資」とでは、ご自身やご家族の価値観ではどちらがより重要でしょうか?
今回のケースに限らず、「普通」や「一般的」はあくまで目安です。情報を収集しても確信が得られない選択で最終的に後悔しないために、何を選び何を諦めるか、自分自身やご家族の「価値観の天秤」を明確にしておくことをおすすめいたします。
◆回答者プロフィール
ノラ
家計総合アドバイザー。ライフプランの作成から日々の節約のコツまで、これまで300件以上の家計に関する相談を解決。FP2級、住宅ローンアドバイザー資格有。
Information
離婚、ママ友問題、ジェンダー…生き方に迫るコミックエッセイ
使えない夫に喝!コミックエッセイでイライラお悩み解消しましょ!
エブリデイパニック!大変すぎる育児に共感号泣コミックはこちら!
おすすめ読みもの(PR)
プレゼント応募

「「ノザキのコンビーフ(80g×6 個)」」
そのままでも調理してもおいしいから、ローリングストックに最適!
メルマガ登録で毎週プレゼント情報が届く!
新規会員登録する
読みものランキング
読みものランキングをもっと見る
レシピランキング
レシピランキングをもっと見る
レタスクラブ最新号
レタスクラブ最新号詳細