切り詰めすぎた生活に家族も疲弊気味。 適正な貯蓄額って?【お悩み相談】
お悩み相談
最近、パートを辞めて専業主婦になりました。それまでは微々たるものではありますが自分の収入もあったので、毎日の出費にたいしても「使ったらその分頑張って働けばいい」と、気持ちにもゆとりがありました。
しかし、パートを辞めてからは「使えば使うだけ貯蓄が減る」というプレッシャーが強くなってしまいました。
夫の手取り額は20万円程で、決して暮らしていけない額ではありませんが、やはり余裕はありません。そのため、少しでも家計の足しになればとパートをして、日々のやりくりや無駄遣いにも気をつけて生活してきました。その頃は、4〜5万円程のパート代はほとんど貯金に回せていました。
パートを辞めてしまった分、せめて少しでも出費を減らそうと思って節約生活を始めたのですが、節約を意識するあまり、出費や無駄遣いが気になって止まりません。
部屋の電気がつけっぱなしになっていたり、水道の蛇口がきちんと閉められていなかったりするとものすごくイライラしてしまい、子どもや夫にもきつく注意してしまいます。
毎日の食事も、安い食材で作れるものが中心で、子どもの希望もなかなか叶えてあげられません。
昼間は私1人なので、ガスを使ったり食材を消費するのももったいないと感じてしまい、昼食を食べずに済ませてしまうことも増えました。
自分で言うのもなんですが、正直、かなり切り詰めた節約生活だと思います。
家族も協力してくれていますが、夕食のおかずをもう一品増やしてほしい、など要望も多いので、我慢を強いてしまっている部分もあるのは分かっているつもりです。でも、おかげで貯蓄はパートをしていた頃と同じ程度出来ています。
しかし、最近夫から「少しやり過ぎではないか。貯蓄のために生活、特に食事を削るのは本末転倒だ」と言われてしまいました。
一番出費も多く、節約がしやすいのが食費なので、どんどん切り詰めていってしまうのですが、食費よりもほかの出費で節約したほうが良いのでしょうか…。適正な貯蓄額や割合はどのくらいなのでしょうか。
具体的な目標を立ててゴールの見える節約を
将来の生活のための「手段」であったはずの節約が、いつの間にか「目的」にすり替わってしまっている、というのは、実はよくある状況です。
節約や貯蓄を始める際には、本来最初に「何のために」「いくら」「いつまでに」貯めるのかという目標の設定を行ないます。
ここを飛ばすとゴールがなくなってしまい、過剰な節約に歯止めがかからなくなってしまうのです。
節約も貯蓄も、より良い人生を送るためのもの。現在の生活を犠牲にしてまで過剰にお金を貯めるのは本末転倒だといえます。
そこで、まずは家計の収支をざっとでもいいので計算し、具体的な貯蓄目標を立てるところから始めてみましょう。
これは一般的な家計の割合などから算出してもいいのですが、現在の家計の収支や将来かかると考えられる支出予測などをまとめた「ライフプラン表」を作成できると、目標金額の説得力も高まります。
いつまでにいくら貯めるかが決まれば、今月どれくらい貯蓄したらいいのか、どれくらい節約したらいいのかが見えるようになり、必要以上に食費を削ったりイライラしてしまうことも防止できるはずです。
なお、長期にわたる節約を成功させるためのコツは「ストレスをできるだけ少なくすること」。
食費など我慢が必要な項目は最後の手段として、まずは固定費の削減による節約を目指すのがおすすめですよ。
◆回答者プロフィール
ノラ
家計総合アドバイザー。ライフプランの作成から日々の節約のコツまで、これまで300件以上の家計に関する相談を解決。FP2級、住宅ローンアドバイザー資格有。
Information
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