学費、マイホーム、老後…不確定要素が多すぎる将来のお金、どう準備したらいい?【お悩み相談】
お悩み相談
現在専業主婦で、幼稚園と未就園児の2人の子どもを育てています。
家計は赤字ギリギリで、冠婚葬祭があった月や、夏休みなどで実家に帰省するときなどは、ボーナスで補填してしまっています。
今後のことを考え、マイホームや子どもの学費、そして老後にかかる生活費などをきちんと考えなければならないと思っているのですが、どのように計算していけばいいのかまったく分かりません。
ライフプラン表のようなものを作成出来たらと思っているのですが、決まっていることは子どもの入学と卒業程度でそれ以外はまったく未定です。
子どもについても一般的な平均費用は検索すれば分かりますが、事細かななことは分からず困っています。
小学生だったら習い事、中高生だったら部活動の金額、塾の費用など、そのときになってみないと分からない金額が多いと思ってしまうのです。一番学費のかかる大学では、国立と私立、理系と文系、実家からか一人暮らしか、大学院に行くか行かないかなどで、数百万単位で違ってくるイメージがあります。
また、主人の会社ですが、毎年の昇給はいくらか、役職についたらいくら手当がもらえるかなどが分かりません。4月に昇給はしますが、数千円のときもあれば数万円のときもあり、目途が立ちません。
ボーナスも多いときと少ないときがあり、退職金についても、いくらもらえるかは分かりません。
ほかにもマイホームはいくらなら大丈夫か、将来介護施設に入るにはいくら必要なのか、年金はいくらもらえるかなど分からないことが多すぎます。
私が正社員で働き、貯金がたくさんできるようなら何も問題ないのでしょうが、パートで働くことを希望しています。なのでギリギリ足りるぐらいの額を目指していきたいです。
現在はエクセルで家計簿をつけ、月の収支を把握している程度でそれ以外はしておりません。
何を基準に将来のお金を計算していけば良いのでしょうか?
完全さにこだわらず、「仮のプラン」からスタートを
せっかくライフプランを作成するなら完璧に!と思ってしまう気持ち、とてもよく分かります。
我々FPもあらゆるデータを駆使して、できる限りぶれの少ないライフプランになるよう神経を使います。でも、まだ決まっていないこと、自分でコントロールできない要素がどうしても絡んでくる家計予想は、天気予報と同じで期間が長くなるほど不確かにならざるを得ないものです。
完全に無駄のない計算をしようと思うと、極端な話「あと何日生きているか」まで分かっていなければいけませんが、そんな予測は不可能ですよね。
そのため一般的には、できる限り具体的な予測は入れつつ、不透明な部分は平均余命や平均的な期間・金額を使用してライフプランを作成することになります。
完璧でないデータで作っても、と思われるかもしれませんが、こうした「仮のプラン」を作っておけば、具体的な数値が分かるようになったときにいちいち計算しなおすのではなく、簡単な修正だけで済むようになります。
また、現実的な範囲に選択肢を絞る、などというときにも役立つ指針となってくれるはずです。
お金の計画は、できるだけ早めにはじめて「時間を味方につける」のが一番効果的です。
完全さにこだわるよりも、最初は仮のプランと割り切って、できるところから進めてみましょう。
◆回答者プロフィール
ノラ
家計総合アドバイザー。ライフプランの作成から日々の節約のコツまで、これまで300件以上の家計に関する相談を解決。FP2級、住宅ローンアドバイザー資格有。
Information
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