不妊治療のため退職。主人1馬力になったけれど貯蓄を増やしたい【お悩み相談】

#くらし   

夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。

今回は貯金を頑張りたいという「りんご」さんのお悩みです。

 


◆相談者プロフィール

りんご(31歳女性)

結婚3年目! 子どもが早く欲しいです!

お悩み相談


不妊治療のために退職し、主人の収入だけでやりくりし始めてから1年ほど経ちました。

この1年で貯蓄は70万円ほど増えましたが、ボーナスで補てんしている部分が大きく、もう少し月々の貯蓄を増やせないかと考えています。

共働きだったときは、お互いの収入の3分の1ほどを生活費に回し、あとは好きに使う生活でした。貯金もほとんどせずに海外旅行などで散財していました。

しかし、主人1馬力になるにあたり、夫婦のお金の使い方を振り返り、ずっと主人が嫌がっていたお小遣い制に切り替えました。最初は5万円だったお小遣いも、そんなに使わないと分かって3万円まで減らし、足りないときは家計から出すようにしています。

主人の手取り額は大体45万円ほどで、残業次第で5万ほど増減します。支出の内訳としては家賃が7万、光熱費が2万、車のローン・ガソリンが4万、携帯代が1万5千、貯蓄型生命保険に2万、食費は外食も含め5万、日用品が2万、ペットに5千、お小遣いで主人3万、私が5千です。

映画やゴルフ、日帰りから1泊の旅行にもほぼ毎月行っており、レジャーとして10万以上の出費があります。そして、不妊治療の医療費が月々バラツキがあり、定まりません。多いときで5万円ほどです。

そうすると大体月々平均して3〜5万円程度の貯蓄になります。お祝い事や結婚式の出席が重なると、赤字になることもあります。

今後子どもができるならもう少し貯蓄があると安心できると思うのです。ですが、なかなか月々の貯蓄額が増えません。

共働きのときよりレジャーや娯楽品の購入はかなり減っていますが、まだ多いのでしょうか。今後も年に1回ほど、家族で海外など旅行できる余裕ができればいいなとは考えているのですが。

子どもが大きくなったら私もまた働きたいと考えていますが、それまで地道にやりくりしていくしかありません。どうすれば貯金が増えるか悩んでいます。

価値観と優先順位に基づいた計画を立ててみましょう


お子様との将来のため、たくさんの努力をしていらっしゃるのですね。

ご相談の内容からすると、収入から見る支出の割合はレジャー費以外は平均的なものになっているようです。固定費の見直しでもう少し絞ることはできそうですが、やりすぎると収入に対して生活の質が下がりすぎ、不必要なストレスが発生してしまう可能性もあります。

ただ、レジャー費を機械的に平均値まで引き下げても、恐らく別の大きなストレスになるでしょう。不妊治療中ということですから、ストレスはできるだけ避けるべきです。

そこで、まずはこれからの人生をどう過ごしていきたいのか、長期的な計画を立ててお金の使い道に優先順位を定めてみましょう。

貯蓄自体を楽しめるタイプの方でなければ、節約というのは基本的に精神的負担が発生するものです。

しかし、たとえば将来お子様と一緒にどんな人生を歩んでいきたいか、そのためにどれくらいお金が必要なのかを計算してみるとどうでしょう。「お金を使わない」と考えるのではなく、「今の楽しみよりも優先したいものに使う」と考えると、意外と抵抗なく予算の振り分けができるのではないでしょうか。

もちろん、将来に備えつつも我慢しすぎないというバランスは取るべきです。ご家族にとって、今だけでなく将来に渡ってベストなお金の使い方はどんなものなのか。2人の価値観に沿った計画が立てられれば、自然と最適な家計の割合も見えてくるはずですよ。

◆回答者プロフィール

ノラ

家計総合アドバイザー。ライフプランの作成から日々の節約のコツまで、これまで300件以上の家計に関する相談を解決。FP2級、住宅ローンアドバイザー資格有。

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