平手打ちを「ビンタ」と呼ぶ理由/ファスナー、ジッパー、チャックこのうち日本生まれは? 大人の最強雑学1500(30)
ああ、誰かに教えたい!
社会・文化・歴史・科学・生活・スポーツなど、幅広いジャンルのネタが1500本収録された『大人の最強雑学1500』から、思わず人に教えたくなる「雑学ウンチク」を連載でお送りします。今回は第30回目です!
平手打ちを「ビンタ」と呼ぶ理由
頬を平手で打つことを「ビンタ」をいう。なんだか外国語のような響きだが、純粋な日本語である。「ビン」は鬢(びん)(頭の左右側面にある髪)のこと。「タ」は諸説あるが、頬を意味する「端」、あるいは「辺(べた)」の「た」に由来し、「そのあたり」を示すという。
つまり、ビンタはもともと「鬢のあたり」という頭部の一部を指す言葉だったのだが、のちに、「鬢のあたりを打つこと」をビンタと呼ぶようになったのだ。
ファスナー、ジッパー、チャックこのうち日本生まれは?
「ファスナー」は、1891年の米国で、靴紐を結ぶ時の不便さを解消するために開発された。その後1921年になると、同じく米国のメーカーが、これを閉める時の擬音「zip(ジップ)」から、ファスナーを「ジッパー」と命名し、その呼び名が浸透したのである。
一方、「チャック」は「巾着(きんちゃく)」をもじった日本発の呼び名。1927(昭和2)年、広島県で初めて作られた国産ファスナーが小銭入れに取り付けて販売され、その商品名が「チャック印」だったことからこの呼び名が定着した。
著=雑学総研/「大人の最強雑学1500」(KADOKAWA)
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