「たまには一緒に買い物とお料理してみようよ」が第一歩!【SILVA姐さんに訊く「夫婦生活モヤモヤ解消術」7】

#くらし 
 


美容、美白、ダイエット、シミシワなど、女性が敏感に反応する言葉たち。男性は健康、若返り、増毛などの言葉に目がつい行ってしまうのが40歳前後くらいからでしょうか。

最近は24時間営業の運動ジムやパーソナルトレーニング、ヨガやティラピスなど、男女ともに運動や健康にはかなり意識を高く持たれている傾向にあると思います。健康サプリメントや酵素ドリンクなども人気ですよね。

でもそもそも健康的な体作りって昔の人たちはどうしていたのでしょう。基本にかえるとやはり食事(食べるもの)、飲み物(水)が何よりも一番大事なポイントであるのは今も変わりません。

コンビニやファストフードのお店が増えて、便利な時代になりました。お惣菜や晩御飯、お弁当の具材まで冷凍食品でも24時間買えるような昨今です。

でもやはり農薬、遺伝子組み換え、産地偽造といった食の安全性や問題点も気になるところです。

だから手っ取り早くお家で手作りご飯!としたいところですが、忙しくて買い物、3食手作り料理も主婦にとってはなかなか大変です。

お台所仕事を女性だけが担う時代でもないと思うので、我が家では40代目前で今の主人と同棲をした際に、お買い物やお料理、後片付けを一緒にやるという時間をとても大切にしました。

いきなり最初からオーガニックの野菜を買おう!などとハードルを高く設定すると相手はひいてしまうので、買い物は知識を押し付けるのではなく、こちらの方がオススメそうだよ、とかなるべく誘導しながら進めて、まずは簡単な鍋ものから作り始めました。

切る、入れる、煮るという単純作業のお鍋は魚介類もお肉もお野菜も摂れて味付けや既製品のタレもあり簡単に食べられるお料理なので、随分と主人を褒めちぎってやる気スイッチを入れました。

すると男性はスイッチが入るとのめり込みやすいのか…次に簡単なのがサラダ。こちらも洗って、切って、盛って、ドレッシングをかける。そして次に簡単なのがお味噌汁。これらシンプルな作業のお料理は男性や女性でお料理が苦手な方も挑戦しやすく、お料理の入り口にはもってこいです。

大事なのはお料理をしてくれたことを褒めること。味ではなく作ってくれたことを褒めて感謝する。これが家事を折半にする為の重要な最初の通過点だと思われます。

最初に家事、料理というものに、良いイメージの印象が残らないと人は探求しません。お料理に興味を持ってもらえるようになれば、そのあと、食材に対しての安全性や価格、家計の見直しにおいてもお互いの意見が出し合えるようになります。

一緒に食べる食事から共有できれば、それ以外のこともとても共有しやすく分担もしやすくなります。

例えば、運動。

食事の時にあれやこれやと2人で試行錯誤したり、食品選びや外食選びができる間柄だと今度はアウトプットの部分で「運動」をどのように生活に組み込めるかという話がしやすくなります。

それと同じく、健康診断や定期検診、健康であること=楽しい人生という認識が前向きに持てると健康診断をおっくうに思わなくなり、重い腰にならなくなります。

そもそも、私の主人はこれらのことに全く持って疎かった男性でした。美味しいものを作ってくれるのは嬉しいが、俺が美味しいものは作れないからお願いしまーすっという、男性にありがちなスタンスでした。

でも一緒にする機会をたくさん設け、その度に前向きな言葉や褒めることを徹底したことで、一瞬でお料理心にも火がつき、今では冷蔵庫の中のものでさささっと夕飯を作れるように。我が家には炊飯器というものもないので、精米して土鍋でお米を炊くのですが、しっかりできる男性になってくれました。しかも未だにそれを嫌がることなく、「美味しい!ありがとう」という言葉を必ず伝えるだけで続けられています。

たぶん日常の衣食住に関することはほんの少しの努力で、単純に続けることができ、それが日常の喜び、安心になるんだというのを実感しています。

我々が結婚前に取り交わした「婚前契約書」というものがあるのですが、それには週にお酒を飲む回数、健康診断を毎年受けることなどを明記しています。

これについても痛いところを突いてくるなー、なんて意見は主人からはありませんでした。健康だと美味しいものも食べられる!若返りまではしないものの、適度な運動をする習慣が身についていれば、年をとっても運動し続けられるし、何より元気で一緒にいたいねという意識や会話が自然にできます。

なので我が家では一緒に運動する機会も多く、ランニングや自宅のストレッチ、パーソナルトレーニングも夫婦の時間として楽しみながら一緒にしています。

こんなに一緒に行動してるなんて、オシドリ夫婦?のろけ?とか言われそうですが、実際はそんなラブラブな感じとかではなく、お互いのそれぞれの健康や意識を同じポジションで維持していないと、人間は年をとるわけで。

いつか大病をしたり、老いた際に日頃の不摂生がお互いの生活をも巻き込んでしまうという事実や老後のイメージをこの「婚前契約書」を交わすことで最初に話し合うことができたので、あくまで健康維持への意識や認識の一致ができている、という表現が私たち夫婦には一番合っているかもしれません。

今からでも遅くはありませんので、ぜひ人間がなくてはならない衣食住の部分で共有できることはご夫婦で一緒に、から始めてみるのはいかがでしょうか。

その際、「いつも私が料理してるんだからたまにはあなたがやってくれても良くない?」というきっかけ言い回しは避けてみてください。

「たまには一緒に買い物とお料理してみようよ」でOKです。

前者の言い回しだとそもそも買い物に相手は出向いてくれないと思われますので日頃の不満は一度忘れて、新たな気持ちで美味しいものをパートナーと一緒に作って召し上がってみてはいかがでしょうか。

SILVA


◆SILVA


1998年にデビューして以来、シンガー、DJなど幅広く活躍。2002年に一度目の結婚を経験。15年の再婚時には、日本ではまだなじみのなかった婚前契約書を交わして話題となる。16年に出産後は、親子で学べる脳育のワークショップ開催や、お粥専門店『Congee Table』の経営など、活動の場を広げている。

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