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「ごめんなさい」は本当の解決ではない ギャルママの心でする育児(6)
本当に大切なのは、「ごめんなさい」の言葉より、「もうしない」と思う心

子どもが小さいときは、「ごめんなさい」って言える子になってほしいと、わたしがこだわってしまうところがありました。
たとえば、きょうだいゲンカになったときに、原因を作った子に「謝りなさい」って言っても、だんまり。あるいは逆ギレ(笑)。そんなときは「ちゃんと、『ごめんなさい』って言わないとダメじゃん!」って、きつく言ってしまうこともありました。
でも、大切なのは、「ごめんなさい」って言葉を言うことではありません。
もちろん、言葉にすることは大事なんだけど、心が込もっていなかったら、からっぽでなんの意味もない。
大切なのは、「もうやらない」って子どもが心から思って、行動を変えることです。
これは、「失敗から学ぶ」ことにもつながる話なんですが、長男が中学生になったときに、朝起こすのをやめました。わたしは「見て」って言われない限り勉強も見ないし、成績もとやかく言いません。うちでは、すべてが子どもたちの自己責任です。
初めは、何回も寝坊したし、11時に飛び起きて「やばい!!!」って、あわてて走って行ったこともありました。
でも、お昼に登校してバツの悪い思いを経験したからこそ、自ら「もう、二度と寝坊したくない! 今夜から23時半までには寝よう」って対策を考えるようになって、最終的には起こさなくても朝起きられるようになりました。
小学生までの間は、子どもを不安にさせたくなくて手をかけたし、「ごめんなさい」って素直に言えないと人からイヤがられる子になっちゃうって心配もしたけど。
本人が自覚しないと、口先で「申し訳ない」って言いながら、同じことをする大人になっちゃうんじゃないかな、と考えたんです。

「ごめんなさい」の言葉を強要するんじゃなくて、自ら失敗を経験して学ばせるのがいちばん。
心から「ごめんなさい」と思えないことでイヤな思いをしたら、子どもは、次からどうしたらいいのか自分で考えるようになります。
たくさん失敗したほうが子どものためになるんだからって、わたし自身にも言い聞かせてきました。いまは3人ともスケジュールの自己管理ができるようになって、わたしもとってもラク♡ 朝起こすこともありません!
すぐにはできるようにならないけれど、1つ1つ、失敗を克服しながら、自分で考えて立派になっていってほしいな。
KEY WORD of 心育児
「悪かった」と思っていても、言葉にできないときもあります。
自分で考える時間をあげてみて。
【MESSAGE from AKO】
「ごめんなさい」と言わせても、それは本当の解決ではないと思う。
著=日菜あこ/「3児を育てるギャルママの 心でする育児」(KADOKAWA)
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