努力なしがいちばんやせる! 「冷やご飯ダイエット」
人気バラエティー番組でタレントが実践し話題になった「冷やご飯ダイエット」。運動もせず、しっかり食べていたのに1週間でおなかまわりが約2cmも減ったことで評判に。果たして、温かいご飯と冷めたご飯ではどんな違いがあるのか? まずは、医学博士の永田孝行先生がわかりやすく解説!
【冷めたご飯の威力】
「お米に含まれるでんぷんは固まった状態ですが、加熱すると、その固まりがほぐれて吸収されやすくなります。そのため、温かいご飯は食後の血糖値が上昇しやすいのです。ところが、ご飯が冷めると再びでんぷんが結合し、『レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)』に変化。消化管では吸収されにくくなるので、血糖値の上昇が緩やかになり、インスリンという“太るホルモン”による脂肪の蓄積も抑えられるのです」(永田先生)
【なぜレジスタントスターチでやせるの?】
1.ゆっくり消化されるので腹もちキープ/レジスタントスターチは、消化管では吸収されにくく、胃から腸までゆっくりと運ばれていく。胃にとどまる時間が自然と長くなるので、満腹感が持続しやすくなる。
2.吸収がゆっくりなので血糖値の急上昇を防ぐ/レジスタントスターチは、ゆっくりと吸収されるので、食後の血糖値の上昇が緩やかに。すると、インスリンの分泌も抑えられるため、余った糖質が脂肪として蓄積されにくくなる。
3.大腸まで届いて腸内環境を整える/食物繊維と似た働きをするレジスタントスターチ。大腸内では善玉菌の餌となって腸内環境を整える役目も。また、便量を増やして腸のぜん動運動を促すなど、便秘改善にもお役立ち!
【レジスタントスターチが多い「冷やご飯ダイエット」向きのメニュー】
●ご飯類:お握り・すしなど。お握りやすしは、冷めた状態で食べてもあまり気にならないの特におすすめ。気候や体調がよければ、お弁当は電子レンジで温めたりせず、あえて冷めた状態のまま食べよう。
●麺類:冷やし中華・冷たいそばなど。冷やし中華や冷製パスタにもレジスタントスターチは含まれる。キンキンに冷えている必要はなく、常温程度ならレジタントスターチは増えるため、ざるそばやつけ麺でもOK。
●総菜・煮豆、ポテトサラダなど。豆類やいも類にもでんぷんは含まれ、加熱後に冷ますとレジスタントスターチが増える。冷めた煮豆、ポテトサラダやかぼちゃサラダなどを副菜に選んで、やせ効果アップを狙っても。
【食べ方のコツ】
・「家族を巻き込まないランチで実践」家族にまで冷めたご飯を食べさせるのは忍びない、という人もいるはず。家族と食べる機会が多い朝と夜の食事では温かいご飯を、1人で食べることが多いランチに冷やご飯を選ぶようにして。
・「よくかんで胃もたれ防止」レジスタントスターチはゆっくりと消化されるので、あまりかまずに食べると胸やけや胃もたれの原因に。よくかむことでそれらを防ぐことができ、満腹感も得やすいというプラス効果が!
【読者・レタス隊が検証】
読者も、手間なく簡単なのに1週間でウエスト2cm減!「ふだんからお米派なので『ご飯OK』なダイエットは夢のよう! 夕飯の残りとお握りをランチに食べたので、手間もストレスもゼロでした。外食や子どものパーティーでふだんより食べた1週間でしたが、体重0.2kg減、ウエストは-2cmでびっくり!」(36歳・専業主婦)
1日3回の食事のうち、1食だけ冷ましても効果はあり、冷めた麺類やパスタなどでもOK!と、夏向きで、まさにノーストレスの「冷やご飯ダイエット」。気軽に試してみては?【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】
Information
イラスト=森原由貴 編集協力=オフィス・エール
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