「冷え」解消のエキスパート、石原新菜先生が指南する「室内の暖め方」

体の「冷え」が気になる季節です。すでに暖房器具などを利用している人も多いよう。室内を賢く効率的に暖めるには、押さえておきたいポイントがいくつかあります。「冷え」解消のエキスパート、石原新菜先生に具体的な暖房ポイントを教えてもらいました。

【温風を循環させて効率よく】

●快適温度は21℃くらい。暖気を巡らせて効率的に

冬の快適な室内温度は 21℃くらい。暖気は上昇し、上のほうにたまる性質があるので、サーキュレーターや扇風機などで空気をかき混ぜるような工夫をすると、「頭部がのぼせて足元が寒い」という事態が防げます。省エネにも。

●冷気が入ってくる窓辺はカーテンで保温

きちんと閉めていても、窓からは冷気が入り込んできます。また、窓辺が冷えていると、室内の空気が冷やされてしまうことに。カーテンなどで、冷気を遮断しましょう。カーテンは 2枚重ねにして、空気の層を作ると効果的。

●暖房器具は窓から少し離す

外の冷気が直接伝わる窓際や壁は、とても冷えています。暖房器具をすぐ近くに置いてしまうと、いつまでも部屋が暖まりません。壁際から 10cm以上離して設置しましょう。

●適度な湿度も寒さを和らげる

同じ室温でも、適度な湿度があるほうが寒さを感じにくくなります。冬は空気が乾燥しやすく、ウイルスの活動も活性化するので、湿度を補いましょう。60%くらいが適当。室内にぬれタオルを掛けておくと保てます。

●足元は床暖房やホットカーペットで暖かく

広い室内をエアコンやストーブだけで「頭寒足熱」の環境にするのは非効率的。ホットカーペットや床暖房で足元を重点的に暖めて。足元が暖かいと、室内の温度が低めでも快適に過ごせます。

これでもう「暖房してるのに、体が冷える」悩みともお別れです。【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】

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Information

教えてくれたのは:石原新菜先生
医師。イシハラクリニック副院長。日本東洋医学会会員。西洋医学に漢方医学、自然療法、食事療法を取り入れた治療に当たる。近著に『しょうがで体温を 1度あげる』(主婦の友社)。

イラスト=モリナオミ 編集協力=中村 円

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