「女の悩み」にズバリ回答!「子どもができなくてツライ……」

#くらし   

逃れられない女の悩み。皆さんから寄せられた相談に、各方面で活躍中の著名人がお答えします。今回の回答者は、柔軟性に富んだ、愛ある回答で人気のエッセイストの高山真さんです。

【お悩み】

結婚後、体外受精など不妊治療をしましたが、子どもができませんでした。友人に会うたびに「子どもがいないと楽でいいわねえ」といわれるし、近くに住むしゅうとめにも「孫の顔も見られないなんてねえ」と嫌みをいわれ、周りに押し潰されそう。私はどうしたらいいのでしょうか。少しでも、気持ちをラクにする方法はありますか。(三重県 なお君の奥さん 46歳)

【高山さんのお答え】

つらかったわね。よく耐えてきたと思います。本当に偉いわ。でもね、その偉さ、いったん捨ててみませんか? 私はあなたと同世代のゲイで、10代の頃には「将来は独りで生きていく」と覚悟していました。現在、恋人とは死別し、子どもはいません。「多数派」ではない私ですが、「多数派だろうと少数派だろうと、味わう幸せや不幸は、みんな違う」と、はっきりいえます。だからこそ私は、「何が手に入らないのか。何を失ったのか」を数えるよりも、「今の自分だから見つけられる何か」を探したい。それは、今以上に「耐える力」を伸ばすことより、はるかに大切なこと。これは「年齢を重ねること」とも共通する、人生の大きなテーマだと思うのです。私は何かいわれたら、「今あるもので『幸せ』を作る。それも人生。お料理と同じでしょ」と心の中でつぶやいて(時にはいい返して)、あとは大切な人との時間だけを考えるようにしています。「偉さ」なんて、みじんもない性格ね。でも、それが私なんです。人間は、偉くある必要なんてない。でも、自分なりの幸せを見つける必要はある。私はそう思っています。お互い、もっともっと「人生のお料理上手」を目指していきましょうね!【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】

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Information

回答者:高山 真さん
たかやままこと/エッセイスト。鋭くも温かい目線で、文芸誌から女性誌まで幅広く執筆する“知的ゲイ”。最新刊『恋愛がらみ。』(小学館)も好評発売中。

イラスト(高山さん似顔絵)=伊藤和人

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