【若林理砂 ぼんやり体調を整える】キーワードは「風邪の初期の症状を感じたらすぐに葛根湯を服用」。体を温め、ひかない工夫を!
鍼灸(しんきゅう)師の若林理砂さんが「ぼんやり不調の整え方」を語る、「ぼんやり不調を整える 若林理砂の二十四節気の養生暮らし」。小寒(しょうかん)~大寒(だいかん)=1月5日~1月20日ごろ、に始めたい“冬終盤の備え”を教えてもらいます。
●お悩み/風邪をひきがちです
【風邪は何より予防が肝心。体を温めて、ひかない工夫を】
一年の中で、最も寒さが厳しい時期がやってきました。風邪をひく人も増えるので、いつも以上に予防に努めましょうね。
風邪に効くポピュラーな漢方薬といえば、葛根湯ですが、葛根湯を上手に効かせるには、のむタイミングが肝心。風邪をひいてしまってからでは効果はありません。わずかに頭痛がある、何となく寒さを感じる、肩や首まわりがこわばる、目が重いといった、風邪のごくごく初期の症状を感じたら、すぐに服用して。このような微細な体の変化を感じ取ることで、風邪をひく頻度もグンと低くなります。
また、風邪のひき始めは、口数が減り、何となく不機嫌になりやすいもの。家族の様子がいつもと違うようであれば、風邪のサインかもしれません。
葛根湯をのむと胃が重くなってしまうという人は、ジンジャー(生姜/しょうが)、シナモン(桂皮/けいひ )などのスパイスを温かい紅茶に入れて飲むのもいいですね。これらは体を温めて発汗を促す生薬で、風邪の予防に最適です。
風邪はひいてしまったら一大事。ひかないための工夫を取り入れてみてくださいね。
●今季の養生食材
【体を芯から温めるスパイス入りスープ】
ジンジャーやシナモンはスープで摂取するのも◎。ジンジャーとシナモンパウダー、長ねぎを入れて煮立て、本くず粉でとろみをつけます。味つけは塩で。体が温まります。
●今季の養生ワザ
【天然繊維のパジャマで睡眠中も快適】
睡眠中も暖かく、気持ちよく過ごすためにはパジャマの素材も重要。ウールなどの天然繊維は保湿性にすぐれ、汗を吸収・発散して温度調整をしてくれて睡眠中も快適。
●「二十四節気(にじゅうしせっき)」でいうと今は…
【小寒(しょうかん)~大寒(だいかん)=1月5日~1月20日ごろ】
暦の上では冬も終盤。寒の入りを迎え、寒さがさらに厳しくなります。いつも以上に風邪の予防に努めましょう。【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】
Information
アシル治療室院長。新規の予約が取れないほどの人気鍼灸師。東洋医学や古武道術に精通し、独自の食事・生活指導も行なう。若林理砂 公式ツイッターhttps://twitter.com/asilliza?lang=ja
イラスト=ねこまき 取材・文=彦田恵理子
出典:雑誌『レタスクラブ』掲載の連載「ぼんやり不調を整える 若林理砂の二十四節気の養生暮らし」
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