つるす収納で動線確保!【オタクのための収納ルール2】

#くらし   
旦那の衣装はほとんどが「大正浪漫」な着物たち。和室に似合うのでディスプレイしています。これに丸眼鏡と革鞄、帽子まで合わせると、まるで大正時代から来たかのよう。


はじめまして、こんにちは。雛咲望月です。

私は元々漫画も小説もゲームも好きな生粋のオタクでしたが、最近は衣装や革鎧に着替えてエンジョイする「LARP(Live Action Role Playing)ゲーム」にもハマッてしまい、ますます部屋の中にモノが溢れ返り滅茶苦茶に。

「これじゃいかん…せめて生活ラインを元に戻さなければー!!」

と我に返り、各種収納術をまとめ上げました。私の収納術は、ズボラな私自身の性格と物が多くなりがちなオタク視点から見たやり方ですが、「これもしかして、オタクじゃない人にもオススメできるのでは…?」と気付いたアレコレを基に、あえてこちらの記事には「一般的な形」として記載しています。

さて、今回は「生活動線」のお話から入りましょう。

「生活動線」とは、生活する上で必要な行ったり来たりを繰り返す際の軌跡のことを言います。これは地味ですが、生活しやすさを考えるとかなり重要です。整理整頓は、ここを意識するだけで生活のしやすさが全く変わってきます。

まずは、一番物をたくさん置きがちな部屋を想像してみてください。そして、真ん中を中心に、くるくると部屋を円の形で歩いていくことを想像してみましょう。これが、基本となる無理のない生活動線です。大体はこの円、または楕円を意識すればOK! つまり、このラインに接する床に物は「絶対に置かない」をまずは意識してみましょう。

生活動線はいわば、生活の「最後の砦」。積極的に死守します!!

では、生活動線を確保してみると、何が変わるのでしょう?

「あの漫画…『ヘルシング』、5巻見たいなあ…ああ、これこれ。リップバーン戦のアーカードが突っ込む所、名シーンなんだよね」

まず、行きたい場所にすたすたと歩いて、最短距離で見たい作品やグッズに会いに行くことができます。または、ゲームの場合は…

「よし、『スカイリム』の続きをやるぞ…よし、これだ。PS3に入れてっと」

さくさくと歩いて、ゲームソフトを取り出し、ゲーム機に入れることができるでしょう。

たったこれだけのことですが、ストレスがかなり緩和されていることにお気づきでしょうか? 移動のストレスは日常的にやってしまうと段々麻痺していってしまうので、気付かずに放置してしまいがち。ここを解消すると想像以上の楽が生まれます。

同時に、これは、次の片付けへの「意欲」も生まれるのです。

「あっちを片付けたいのに、床のものが邪魔で移動しづらい…もういいや、めんどくさい。終わった」

たった20cm足を上げることに億劫になるだけで、そのエリアはどんどん汚くなっていきます。まずは生活動線を確保して、部屋全体を無理なく歩けるようにし、片付けたい場所に気軽にアクセスできるようにしていく。どれだけ大切なことか、お分かり頂けたでしょうか?

どんな掃除にも言えるのですが、片付けを習慣にするには、片付け環境をめんどくさくしないことが肝要です。このめんどくささが、「片付け嫌だなー」という気持ちの第一の原因にしてしまうのです。片付けは一気にやると物凄く辛く感じてしまいます。常に習慣化して、ちまちまっと労力小さく、短時間で片付ければ済むようにしてしまいましょう。

LARPゲームはアイテムの持ち運びやすさが命、だから鞄も気が抜けない! よく使っているのは右下の丸革鞄。本革なのにリサイクルショップで1000円とお安く、使用感バッチリで愛用中。


写真では壁面につるす収納にフォーカスしていますね。我々ズボラな掃除人には天啓ともいえる収納術です。なんてったって、「見せてよい」上に、潤沢な壁のスペースを有効活用できるのですから!

特に私などはコスプレ衣装にあふれている上に着る頻度も高いものが多いので、部屋の雰囲気に合わせてハンガーにかけ、部屋に「つるして」います。そうすることにより、部屋に敢えてディスプレイしてしまうのです。

「引っ掛ける金具がないよ!」という方は、100均一で買える透明な「かもいフック」を使うと便利でオススメ。かもいを傷つけず、透明なのでフックを部屋になじませることができますよ。

私は可愛いものが大好きで、特にお花や、メルヘンなものには目がありません。でも、部屋全体へはごっちゃりしてしまうので、「ここ!」というスペースのみに。アクセサリー置き場にも!


【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】

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Information

雛咲望月(ひなさきもちき):夫と二人暮らし。執筆のほか、鎧や衣装を着てリアルな世界で行う体験型RPG「LARP」を合うに広めるべく活動も行っている。WEBマガジン「カクヨム」で連載していた、「オタクのための整理整頓・掃除・生活術」が話題に。



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