高い野菜は賢く冷凍しよう! 料理研究家が教える野菜別・冷凍テク

#食   
冷凍するのに水けは禁物!


例年より価格お高めの野菜類。買ったものをムダにせず、最後まで使い切るには、賢く冷凍保存することがベストです! 使い勝手抜群の切り方で、生のまま冷凍すれば活用度100%。時短になり、食材をダメにすることもない“冷凍テク”を料理研究家の池上正子さんに教えてもらいました。

 

冷凍&調理のポイント


【洗って、水けをよく拭く】

水洗いし、ペーパータオルで水けをよく拭き取ります。水滴が残っていると霜がつき、味が落ちる原因になるのでしっかり拭いて。サラダスピナーを使ってもOK。

 

【保存袋の空気をしっかり抜く】

【写真を見る】保存袋に入れるときは空気をしっかり押し出す!


使いやすい大きさに切って冷凍用保存袋に入れ、ファスナーを少しあけて袋の下から丸めていきます。空気をしっかり押し出したら口を閉じ、密閉状態をキープ。

 

【調理するときは凍ったまま加えるだけ! 】

解凍せずにそのまま使おう


冷凍すると細胞壁がこわれ、生より早く火が通るため、投入は最後に。あえものやサラダに使いたいときは湯をさっとかけ、粗熱がとれたら水けを絞って。

※【保存期間】は2~3週間です。

 

この野菜はこうやって保存しよう


【かぼちゃ】大きめの一口大

ホクホク食感をキープ


ホクホクしたかぼちゃのおいしさを味わうなら、4~5cm幅の一口大がおすすめ。煮ものや素揚げ、サラダ、スープまで幅広く使えます。

●使い方/そぼろあんかけ、豚バラ肉とかぼちゃの含め煮や、レンジで解凍してマッシュし、かぼちゃサラダに。

 

【キャベツ】大きめにちぎる

大きめでOK


かさが減りやすいので、大きめサイズで冷凍を。凍ったまま包丁で切れるので、ざく切り、細切りも簡単。袋の上からもめば、粗みじんにも。

●使い方/豚肉とキャベツの重ね煮や、炒めもの、スープに。ざく切りにしてパスタ、細切りにしてコールスローに。

 

【きゅうり】小口切り

この切り方がおすすめ


この切り方なら、塩もみしなくても自然解凍だけでしんなり。すぐ使いたい場合は湯をかけて解凍し、軽く絞って料理に加えて。

●使い方/混ぜご飯やサラダうどん、即席漬けや、塩昆布あえ、酢のものに。半解凍でポテトサラダに加えても。

 

【ごぼう】たたいて割る

たたいて繊維を壊すのがポイント


4cm長さに切り、めん棒でたたいて半分に割ります。繊維が強いため冷凍しても食感が残り、たたくことで調味料のしみこみもアップ。

●使い方/豚肉とごぼうの煮もの、ピクルス、ガーリック炒め、肉巻きソテー、温野菜サラダ、とり肉のうま煮などに。

冷凍&調理のポイントを参考に、早速まねしてみて! 決め手は“密封状態”です。

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Information

教えてくれたのは:池上正子さん
料理研究家。アイディア料理が得意で、特に冷凍調理に定評がある。著書に『ラクラク、おいしい! 下味冷凍ワザあり便利帳』(永岡書店)ほか。

撮影=安井真喜子 編集協力=佐藤由香(シェルト*ゴ)

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