余った野菜をムダなく使いきれる! 便利すぎる「みそ汁袋」 おつかれの日のラクうまレシピ&アイデア(1)【連載】

仕事を終え帰宅し、ヘトヘトでも、家族のために食事を作らなきゃいけない人がいます。しんどい日は外食にしてしまうという方法もあるけれど、外食は回数や人数が増えると家計を圧迫しがち。塩分や脂質のこと、小さいお子さんがいらっしゃるなら食材の安全性も気になりそうです。
そんないかんともしがたい晩ごはん作りの負担を少しでも減らしていこう! というのがコンセプトの『その手があったか! おつかれ晩ごはん』。料理上手で、暮らし上手なインスタグラマー&ブロガーさん、食のプロに、晩ごはん作りのコツ&レシピを全7回までお届けします。今回は第1回目です。
冷蔵庫の残り物整理にもなる「みそ汁袋」を作ろう/ayaさん
まとめ買いした野菜やあまった野菜をとにかく切り、数種類まとめて密封袋で冷凍しているインスタグラマーのayaさん。「以前は野菜の種類ごとに分けて冷凍していましたが、なるべく多くの野菜をとりたいと思ったとき、結局、お鍋の中にいろいろな野菜を入れるので、ひとつの袋にまとめて冷凍でいいんだ! と気づいたんです」
冷凍庫から袋を取りだしてザザッとふり、手で野菜をひとつかみして鍋へ。みそを溶けば完成! 炒め物や鍋などにも使えます。「野菜を洗う、切る手間がないせいか、みそ汁袋ができてから、夫が自分でみそ汁を作るようになりました」。
たとえば、入れる具材は、えのきだけやかぼちゃ、白菜など。「野菜の種類はなんでもOK、野菜の量によっては、同じものが数袋できることも。みそ汁用に乾燥わかめを一緒に入れることもあります」。
◆みそ汁袋を作るポイント
基本は1.野菜を洗って切る、2.水けをきって、まとめて袋に詰める、だけですが、こうすれば使いやすい、ちょっとしたコツをご紹介します。

【POINT 1】火の通りにくいものは小さく、煮えやすいものは大きく切る
数種類の野菜をまとめて調理するので、火の通りやすさによって切り方を多少変えるとベター。かぼちゃなど火の通りにくいものは小さめに。葉物は大きめでOKです。

【POINT 2】袋詰めして均等な厚さにする
密封保存袋に野菜を入れたら、フリフリして野菜を混ぜ、空気を抜き平らにします。「薄いほうが野菜同士がくっついて固まらず、好きな量だけ取りだせるので使いやすいです」。

【裏ワザ】あえて大きさを変えて切る
たとえば、ねぎの斜め切りと小口切り。凍らせて袋をふるとアラ不思議。小口切りのねぎは袋の下へ、斜め切りのねぎは袋の上に残ります。袋を分けずとも斜め切りは鍋へ、小口切りはみそ汁にと使い分けが可能に。

Q:みそ汁のだしはどうしたら?
A:「かつお節や昆布を使うときもあるけれど、仕事のある平日はだし入りのみそを使う」とayaさん。「何種類もの野菜からうま味がでるので、十分おいしいんです」。

市販の冷凍野菜をおいしく活用する方法/MAYAさん
買いおきができて、切らずに使える市販の冷凍野菜を晩ごはん作りに取り入れてみませんか? 専用工場で急速冷凍するため、じつは栄養価が損なわれないばかりか、生より栄養価が高い野菜もあるのだとか。鮮やかな色や、保存料不使用なのも、この急速冷凍の技術に支えられています。
手作りのお弁当を丸ごと冷凍する「冷凍弁当」を発案し、食品の冷凍にも詳しいインスタグラマーのMAYAさんに、次の3つの方法を教えてもらいました。「メーカーによって調理方法が少しずつ違うので、パッケージの裏面をよく読むことも、市販の冷凍野菜をおいしく活用する方法のひとつです」。

●自作のベジタブルミックスを作る
ほうれんそう、コーンなどを混ぜて密封袋に入れ、斜め切りにしたウインナーをプラス。自作ミックスを作ります。「ひとつかみして、フライパンに入れて炒めれば1品完成。市販のミックス野菜もありますが、好きな野菜で作りたいので」。

●調味料をかけてレンチン
「おひたしやあえ物など、解凍して使う場合、私はしょうゆをかけてから解凍モードでレンチンします。一般的な方法ではないかもしれませんが、味がしみこんでおいしいのです」。液体の調味料で使えるワザです。

●加熱調理には冷凍のまま使う
炒める、煮る、スープに加えるときは、基本、凍ったまま使います。おひたしに使う場合は、流水解凍が指定されていることも。メーカーによって多少違うので、くりかえしになりますが、パッケージ裏面のチェックを!
著=家ごはん研究会
Information
その手があったか! おつかれ晩ごはん 時間や気力がないときほど役立つ、料理上手さんたちのラクうまレシピ&アイデア
人気ブロガー、インスタグラマー大集合! 頑張らない家ごはんを紹介! 時間がない、気力がない、お金がない…でも大丈夫。「家庭料理はこれで十分」と思えるアイデア集めました。
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著者:家ごはん研究会
家庭料理の悩みを解決するべく立ち上がった有志の会。「仕事に育児に毎日忙しい! ちょっとぐらいはラクしたい」「一人暮らしで自炊が面倒」「共働きで外食ばっかり」など、さまざまな晩ごはん作りの悩みを解決。
★今回教えてくれたのは
■ayaさん(@a.sortout)
整理収納、時短をテーマに、共働きならではの視点で、暮らしに役立つアイデアを発信している。東京都在住。
■MAYAさん(@heavydrinker)
昔ながらのおかずを魅力的に詰め込んだ地味弁でたちまち大人気。お弁当をまるごと冷凍する冷凍弁当など、つねにアイデアあふれるレシピを提案している。著書に『見ためは地味だがじつにウマイ! 作りたくなるお弁当』(KADOKAWA)など。東京都在住。
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