“老け見え”に拍車をかける「丸まった背中」「黄色い歯」をストップさせる簡単ケア

#美容・健康   

なんとなく背中が丸まってきた気がする、歯もなんだか黄色っぽい…。どんなにメイクをがんばっても、姿勢が悪かったり、歯のケアができていないと、実年齢より老けて見られるもの。だからといって、あきらめる必要はありません! 手間隙かけない簡単ケアで迫り来る老化現象をSTOP! 歯科医師の宝田恭子先生に教えてもらいました。

歯が黄ばんでいたら、せっかくの笑顔も魅力減


背骨ストレッチで姿勢をシャキッ!


猫背や前かがみになった姿勢は、それだけで老けた印象を与えるもの。見た目の若々しさには、正しい姿勢が欠かせません。人間の体は、使われていない部分は老化していくので、毎日少しずつでも動かしていくことで、普遍的な老化を防ぐことができます。ここでは全身の血行をアップして自然に背すじが伸びるエクササイズを紹介します。

【START  両足を床につけていすに座る】

床に両足をつけていすに座る。背もたれのあるいすの場合は浅めに腰かける。

【写真を見る】.


【2 体を前に倒し、骨盤の血流アップ】

股関節から折るようにして体を曲げ、足首を後ろから持って5秒静止。

.


【3 両手でふくらはぎをマッサージ】

両手でふくらはぎをギュッともみながら、ひざの後ろまで上げていく。

.


【4 両手をひざに置き、首を上げる】

両手の位置を移動してひざの上にのせ、首がまっすぐになるように上げる。

.


【5 けい椎、胸椎腰椎と順に上げていく】

両手をももの上で手前にずらして押しながら、上体を徐々に上げ、起こす。

.


◆POINT◆

5 で上体を上げるときは、頭の先を引っ張られるようなイメージで、遠くから少しずつ上げていく。3回行なう。

肩甲骨をほぐして上半身から血流アップ


健康のために運動を、とは誰もが思うものですが、忙しい日々の中で継続して行なうのは至難のワザ。なれば、日常生活の中で、無理なくできることを探して続けていくことが重要なのです。上半身を動かすこのストレッチは、連動して下半身にも血流を巡らせることが可能。今から始めるちょっぴりの努力が、老化防止に確実に役立ちます!

【START  正しい姿勢でいすに座る】

背すじを伸ばして椅子に座る。次に両手を胸の前で組む。

.


【2 肩から大きくゆっくり回す】

「イチ、ニ、サーン」と胸の前で肩から動かすように大きく右回りに3回回す。

.


【3 両手を上げたままキープ】

「サーン」で両手を左上の位置まで持ってきて、そのまま5秒静止。

.


【4 骨盤位置を戻してスタンバイ】

3 で少し骨盤の位置が左向きになっているので、骨盤を正面に戻す。

.


【5 左回りも同様に3 回】

2、3と同じ要領で、次は左回りに3回回し、右上で5秒静止。これで1セット。

.


◆POINT◆

とにかくゆっくり、大きく動かすこと。副交感神経が優位になってリラックス効果も。3セット行なう。

正しい口内ケアで歯の健康をキープ


いつまでも元気でいるために、歯の健康はとても大切です。特にお母さんの習慣は子どもにも影響を与えるため、自分が歯を大切にすることで子どもの歯も守られます。歯磨き剤も最近は虫歯ケア、ホワイトニングなど効能はさまざまなので、家族で1本ではなく、一人一人の目的に合わせて選ぶなどの意識もしたいですね。

歯がキバ子、がんばりますっ!


【Lesson-1】正しい歯磨きを習う

正しい歯磨き方法は人によって違います。自分の歯並びや口内の状況に合わせて行なうことが大切。かかりつけの歯科医や歯科衛生士と相談して、自分に合った磨き方を指導してもらいましょう。

【Lesson-2】夜の歯磨きはマスト!

1日のうちでいちばん重要なのが夜の歯磨きです。丁寧に、ゆっくり時間をかけて、隅々まできれいに磨きましょう。歯周病の入り口になる出血など、違和感があれば見逃さずすぐに歯科医に相談を。

【Lesson-3】3カ月に1回は検診を!

美容院と同じようなつもりで、歯科病院へは3カ月に1回は行き、歯石を取ったり口内の状態をチェックしてもらいましょう。こまめなチェックによって、ひどい虫歯など大ごとになるのを防げます。

【Lesson-4】口の中のpH を変えよう

口内のpH(酸性度)が酸性に偏ると、歯のエナメル質が溶け出します。だらだら食べるなど口内に物が長時間入り続けているのはNG。口内を酸性に傾かせる以下のような原因にも注意が必要です。

●緑茶やコーヒー:カフェインには酸を中和する役割の唾液の分泌を妨げる性質が。

●酸っぱいフルーツ: かんきつ類などを食べたあとは水で口をゆすぐなどしてpHバランスを取って。

●口呼吸:唾液が蒸発しやすく、酸性の口内を中和する唾液の働きが発揮できなくなる。

もう誰にも「老けた」なんていわせないために、 シャキッと伸びた背筋に、白く輝く歯を手に入れましょう!

イラスト=香川尚子 編集協力=石原輝美、黒木博子(smile editors)

この記事に共感したら

Information

教えてくれたのは:宝田恭子先生
歯科医師、日本アンチエイジング歯科学会監事。筋肉トレーニングの大切さを広め、口もとからトータルに考える健康法、美容法が広く支持を得ている。著書に『5分若返り宝田流美顔マッサージ』(講談社)など多数。

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

LINEお友だち追加バナー

おすすめ読みもの(PR)