キッチン、風呂場…気になる夏の汚れ【イヤイヤ度30%】をさくっとキレイにする方法

暑い季節は、ジメジメ、ベタベタがいつも以上に気になるもの。でも、掃除に時間や手間がかかるとおっくうになりがち…。そこで「汚れの不快さと手間を表わしたイヤイヤ度」別に、掃除のプロ・日本ハウスクリーニング協会理事の髙橋敬子さんに、気軽にできるテクニックを教えてもらいました!
【汚れの不快さと手間を表わしたイヤイヤ度】
30%:不快に感じる汚れではあるものの、手間はあまりかからない。←今回はここ!
70%:汚れの不快指数も高く、掃除の手間もそこそこかかるもの。
100% :不快な汚れがたまりがちで、掃除をするのにも一苦労。
さくっと掃除するためのコツ
まずは最もハードルの低い【イヤイヤ度30%】の場所から手をつけましょう。さくっとキレイにするコツは下の2つ!
【その1:気づいたときにその箇所だけやる!】

「汚れは気づいた瞬間にその場で落としてしまうのがベスト。全部やろうとせずに、ちょこちょこキレイにするとあとが断然ラクになります」。例えば、洗面所を使ったあとに水はねを拭き取ることなどを習慣づけると◎。
【その2:掃除道具はさっと手の届く所に置いておく】

「掃除道具を出すのが面倒になると、掃除を後回しにする原因になりかねません。奥にしまったりせず、簡単に取れる場所に置くようにしましょう」。トイレなら、手洗い場の周りにカゴなどでつり下げておくと便利。
スイッチプレートが手アカでベタベタ…
→手アカには重曹水が一番!
よく触るスイッチプレートやその周りの壁は、汚れがつきやすい場所。「手アカは、重曹水で簡単に落とせます。お湯でかたく絞った雑巾に重曹5g、水100mlの重曹水をしみこませてから全体を拭いて。プレート内部は電気が通っているので、直接吹きかけるのはNG」

▲クロスに重曹水をシュッとスプレーして…

▲気になる汚れを拭くだけ。
排水口の髪の毛が気持ち悪い…
→気がついたらすぐ取ろう!
お風呂の排水口は放置するとすぐにヌメリや臭いが発生。イヤイヤ度100%のスポットになる前に手を打ちましょう。「入浴後や掃除のついでに、ゴミ受けの髪の毛は必ず取り、パーツもすべて外してスポンジで水洗いを。細かい部分の汚れも臭いの原因になるので、古歯ブラシで落として」

▲たまっている髪の毛は必ず取り除いて。

▲シャワーをかけながらスポンジ洗い。

▲細かい所は歯ブラシで!
野菜室のくずが気になる…
→野菜が少ない日を 掃除する日にしよう!
冷蔵庫の中でも特に汚れやすいのが野菜室。「野菜を使い切ったあとや、買い物をする前など、中身が少ない日に掃除を。ペーパータオルとエタノールでさっと拭くだけでキレイになります」

ゴミ箱がなんか臭う…
→ふたをエタノールで 拭くだけでもすっきり!
ゴミ箱でも特に汚れがつきやすいのがふたの裏側。「ゴミと接触して汚れたふたが、いずれ臭いの原因に。気になったタイミングでいいので、エタノールとペーパータオルでさっと拭いて。ゴミ箱内部は、ゴミ袋から汁が漏れて汚れないかぎり、ふたほど掃除しなくてもOK」

製氷機のトレイってキレイなの?
→意外と汚れるから月に1回は洗って!
製氷機のトレイは、温度が低い場所だから安心と放置されがち。「夏は特にトレイを出し入れする回数も増えるので、月に1回程度は食器用洗剤で洗うようにしましょう。低温でも発生するカビはいます。そのほかの雑菌も増やさないように、清潔に保って」

暑いし、面倒だから…と放置しておくと、イヤイヤ度はどんどんアップするばかり。小さな場所もピンポイントでキレイにすれば効果は歴然。特別な道具も労力も使わないここから始めて、勢いをつけて!
撮影=原田圭介 取材・文=鈴出智里
Information
NPO法人日本ハウスクリーニング協会理事。分かりやすく、理にかなった掃除法で、テレビや雑誌の特集でも講師として人気。監修書に『簡単! 1分そうじ術』(宝島社)などがある。
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