漫画『離婚してもいいですか?』の「イライラ夫」に突っ込み入れてきた(妄想の中で):人気ブロガー前川さなえさんが【やってみた】

#くらし   

雑誌連載を毎回ギュッとした気持ちになりながら読んでいる

野原広子さんのコミックエッセイ『離婚してもいいですか? 翔子の場合』。

野原広子さんの漫画で初めて読んだのは、

不登校児になった娘と母との葛藤を描いた『娘が学校に行きません』でした。

これも子を持つ親として、ハラハラしながら読み進めました。

そして次に読んだ作品、ママ友との関係が次第にゆがんでいく

『ママ友がこわい』は、読後の感想が「こわっ!」でした。

.


そんな感じで野原広子さんの漫画は

とても愛らしい絵柄ながら

かなりココロをえぐってくる内容の作品が多く…。

(でも絵がかわいいのでシリアスになり過ぎない)

『離婚してもいいですか』は2児の母で専業主婦である「翔子」と

その「夫」との関係に生じたズレが少しずつ広がっていき、

だんだんと距離が離れていくのですが……

左の4人が「前川家」、右の4人が漫画に出てくる「野原家」。ピンク服の大人が「祥子」、背中しか見えていない右端は「祥子の夫」


この「翔子の夫」が! 今号では!

必死で家事と育児に奮闘している翔子に向かって

心ない「言ってはいけないワード」を連発する!

例えばコレ

.


子どもか!

あと

【写真を見る】こっちだって、子育てと家事とアンタの世話でへとへとなんだよ!と言えたらいいのだけれど・・・


家で働いてるしィ!!

第三者である読者目線では

「そんなヤツ、さっさと離婚しちゃえー!」

って思うけど、実際はそんな簡単じゃないですよね。

ただ「翔子の夫」の言いたいことも分からないではないんです。

実際仕事で疲れているんだろうし、

クタクタで帰ってきて妻がテンパってたら

ため息も出るだろうし、夫側もいろいろガマンもしてるんでしょう。

でもね、そういう時こそお互いいたわり合えるのが

夫婦ではないですか。

(だから翔子も夫の顔色を伺うだけで

 思いやれていないところがあるかもしれない)

そんな中救いになっているのが、翔子の子ども達のかわいさ。

小さいながら翔子を思いやってくれるのがわかります。

それがわが子と重なってまた泣けるんだ。

私は実家が自営業だし

自分が結婚してからも夫婦ともに自宅仕事で

いつも家で一日中いっしょに過ごすので

「パパが毎日勤めに出ていていない」という

状況が実はあまりイメージできなかったりします。

とはいえ、夫にサポートしてもらいながらでも

小さい子供のお世話をしながらの生活は

本当に本当に大変だったので

日中ひとりで全部をこなしているママさんは

こんなふうに追い込まれてしまうのかも…。

.


翔子と子ども達、できれば翔子の夫も

みんなの笑顔が守られる結末になりますように、と

願いながら連載を毎回心待ちにしているのでした。

漫画・文=前川さなえ【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】

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Information

■著者:前川 さなえ(バックナンバー
四日市在住のイラストレーター。ライブドアブログで日々更新中の『ぷにんぷ妊婦』が大人気。著作に『ぷにんぷかあさん 今日も育児日和』(マイナビ)
連載:5歳だって女。

■出典:『レタスクラブ』1/10発売号 連載「離婚してもいいですか?翔子の場合」(野原弘子著)
※過去回は、こちらで試し読みができます。「離婚してもいいですか?翔子の場合」

最新の『レタスクラブ』(毎月10・25日発売)で気になった記事を、人気ブロガーが試してみる・やってみる連載「Webレタス隊」、ちょこちょこ更新されるので見に来てくださいね!
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