「もう二度と来るな!」変わってしまった母と放っておけない私【介護未満】カリスマ主婦ブロガーが悔やむ「老後についての話し合い」

断捨離で大バトル勃発! 周りに助けられつつ、「何度言ったらわかるの!?」を禁句に


――ご両親の断捨離やお風呂、探し物など、実家ではさまざまなことに苦労されていましたが、何が一番大変ですか?

「今は母も穏やかになったのですが、まだ自分でできると自負していた頃の断捨離は、本当に大変でした。『放っておいてくれ!』という母と、放っておけない私たちという構図で。断捨離しないと、いずれ自分たちに降りかかってきちゃいますから、放っておくわけにはいかないんですよね。挙句、母の怒りが頂点に達し、大バトルに発展したときは、この報われない仕打ちを嘆きましたよ…」

母に見つからないように捨てたつもりが…思わぬトラブルに

捨てさせてくれない母と大ゲンカ…!老後の断捨離問題


――「もう二度と来るな!」と言われていましたもんね…。今、ご両親のお世話をするにあたり、お姉様のほか、お子様やヘルパーさん、叔母様(お母様の妹さん) などが、カータンさんの心の拠り所になっているようですが、特に心に残っている言葉やエピソードなどはありますか?

「『以前の母だったらどう思うのだろう?』と、考えることがよくあります。小バエがたかる大量のゴミを持ち帰り、分別していた時など、ちょっと切なくなって『以前の母だったら、こんな私の姿を見てどう思うだろう?』とか。なので、しっかりしている母の妹(叔母さん)が、よく電話などで『よくやってる。ママたちは感謝してるわ。頑張りすぎないで』と言ってくれると、すごく救われます。私自身もういい歳したおばさんなのに、何を甘えてるんだと言われそうですが…。
ヘルパーさんと話していても、優しい言葉をかけられると、ウルウルきちゃいます。なんだか母の気持ちを代弁してくれるみたいな気持ちになって」

救われた叔母の言葉


――大変な時、ご自身の息抜きやリフレッシュはどんなふうに?

「親に関するストレスは、もっぱら姉妹で愚痴ることで解消してます。同じ状況にいる身で、お互いのことは理解できているから、どんなに毒を吐いても、人格否定はされる心配はないので。あと、ブログに書くことも、息抜きになってます。同じ境遇の読者さんからのコメントを読んで、ひとりじゃないと慰められることも多いです」

――自分ひとりで抱え込まないことが大事なポイントになりそうですね。

「ヘルパーさんなどプロの手を借りながら、任せられることはしてもらえばいいと思います。あと、がんばりすぎないこと。やってあげられることを全てやってあげたら、自分の生活が犠牲になってしまいます。なので、ここは、『生活を犠牲にしてまで、娘が私の世話をしてくれるとしたら?』と、自分が親になった目線で考えるようにしています」

――ちなみに、ご両親と接する際に一番気を付けている言動などはありますか?

「『もう! 何度言ったらわかるの!?』とか『はぁ?』とか、心の中では思うことはありますが、それは言わないようにしています。そうしたくて、しているんじゃないから。今、娘たちにスマホのアプリの使い方を聞くと、『もう! 何度言ったらわかるの!?」と同じことを言われるので、あぁ、歳をとると、全てがこれか?と、先取り学習で理解しているところです(笑)」

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