やせないのは「太りグセ」のせい? やせる生活3つの法則
「運動が苦手でも、面倒くさがりでも、いくつからでも、やせることができる」と語るのはInstagramで18万人以上のフォロワーを抱えるスポーツトレーナー・今野拓也(通称・こんさん)さん。
コロナ渦で外出が制限されていたり、自粛をする人が多いため、YouTubeやInstagramにはたくさんのエクササイズが紹介されていいますが、初心者だとどの運動をやればいいかわかりにくい…。そんな人に向けて、こんさんの著書『やせるのに必要な最小限エクサ』では、必要最小限のエクサを紹介しています。
本の中で紹介しているのは、1種類のストレッチと6つのエクササイズ。これを毎日続けることで、たくさんの種類のエクササイズをしなくても、大きな筋肉にまんべんなく刺激を与え、日常で足りない動きを足すだけでやせることができるといいます。
『やせるのに必要な最小限エクサ』の中では、「太りぐせ」を改善することもダイエットのポイントだと紹介されています。「ダイエットしているのになかなか痩せない」「たくさん食べているわけではないのに太る」という人は多いはず。もしかしたら、それはあなたの「太りグセ」のせいかもしれません。
簡単なエクササイズを習慣づけ、生活に潜む「太りぐせ」を改善するだけで、毎日少しずつ理想体型に近づくことができるといいます。ここでは、いますぐ直せる「やせ法則」をご紹介します。
<法則1 食事はよく噛む>
食事をするとき、ひと口で何回くらい噛んでいますか? 噛む回数は、ひと口30回が理想です。実は、噛むという動きは全身の筋肉を使っています。
実際にゆっくり30回噛んで食べてみると、今までよく噛んでいなかった人は、食べたあと、じんわりと疲労感があるはずです。
とはいえ、意識して噛もうとしても食べ物をすぐに飲み込んでしまうという人も多いはず。
噛む回数を増やすには、食事を作るとき、材料を細かく切らず、大きいままで調理すると、自然に噛む回数が増えます。
また、よく噛むことで食べるスピードが遅くなるので、少量の食事で満腹のサインが脳に伝わって、食べる量を抑えられます。
<法則2 背筋を伸ばして座る>
現代人は、日常生活の中で座る時間が長く、デスクワークやスマホの操作によって方や背中が丸まりがちです。
正しい座り方は、椅子にしっかり腰かけ、背もたれに寄りかからず、骨盤を立てるイメージで背筋を伸ばします。
実際に正しく座ってみると、背筋を伸ばすために筋肉を使うので、けっこうきついもの。
体重がお尻だけでなくお腹や脚にも分散されるので、体幹が使われ、ぽっこりお腹がスッキリします。
キツいようだったら、まずは「最初の3分だけ」など時間を決めてチャレンジしてみましょう。
正しい座り方

椅子にしっかり座り、骨盤を立たせるイメージで背筋を伸ばす
間違った座り方

椅子の背もたれに寄りかかり、背中が丸まった状態
<法則3 いつもより歩幅を大きくする>
通勤時や買い物の行き帰りなど、脚をいつもより靴1/2足分くらい前に踏み出して、大股歩きをしてみましょう。
このとき、後ろの脚の股関節が伸びていることを意識するのがポイントです。これによって、脚やお尻の大きい筋肉が使えるだけでなく、大股歩きは、少し骨盤をねじる動作が加わるので、お腹まわりの筋肉にもしっかり負荷がかかります。
エネルギーを使う歩き方

いつもより靴を1/2足分前に踏み出す
よく噛むことも、背筋を伸ばして座ることも、意識してみると案外キツいもの。完璧にできるようになれば、理想体重に近づくことができるかもしれません。
写真=八幡宏
文=須川奈津江
【著者プロフィール】
今野拓也
渋谷のパーソナルトレーナージム「ととのえて、からだ。」主宰。学生時代に陸上を経験。選手を引退後、東京学芸大学在学中に、パーソナルトレーナーの道へ。現在渋谷でトレーニングジムでレッスンする傍ら、インスタグラムやユーチューブでも正しい運動の知識を教えている。
Information
「ととのえて、からだ。」のこんさんが教える、本当に効くエクサ。
インスタグラムやYouTubeのエクササイズで、みるみるやせた、細くなったという女性が続出。わかりやすいと評判の「ととのえて、からだ。」こんさんが考える、これだけやればOK!な、最小限のエクササイズ。
運動はたった6つだけ。大きな筋肉を効果的に動かすことで、少ないエクササイズがちゃんとカラダに効いてくれます。
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