“女のプロ”が人間関係の悩みをビシッと解決!「親戚関係編」

#くらし   

おつきあいが続く相手だからこそ「いい人でいなくちゃ」と思ってしまい、“嫌われる勇気”を持てない読者が、“女のプロ”川崎貴子さんに人間関係の悩みを相談。困った相手に翻弄されず、嫌われるのがこわくなくなる対処法をアドバイスしてもらいました! 今回は「親戚関係編」です。

<悩める読者さん>

・「猫かぶってる」さん/2児のママ。3歳年上の義姉と気が合わず、内心ムッとしながらも義父母の手前、”いい嫁 ”を演じるのにも疲れてきた……。

【義父母対策は夫にも根回し】

猫かぶってるさん(以下、猫):私が悩んでいるのは親戚関係。義理の姉が苦手です。いわゆる “ぶりっ子”でかわいいタイプなんですが、自分の子どもにも甘々。会うたびに子どもたちがわがままになっている気が ……。プライドが高く、「長男の嫁は私」という感じで、弟の嫁である私を見下す態度。義父母は孫かわいさによくうちと義兄家族全員での食事や旅行を企画しますが、苦痛です。

「いいね、いいね」さん:義理の両親が絡んでくると、事を荒だてたくないですよね。

川崎さん(以下、川):義理のご両親によく思われたい気持ちは分かるけど、ときには「子どもの行事があって……」とか、ウソをいって断わるのもあり。義兄夫婦とは別の日に子どもを連れていけば、義両親も満足なはず。いくら嫁が無理してがんばっても、義両親がいちばん会いたいのは孫と息子ですから。

「私って浮いてる?」さん(以下、私):なにも我慢していい嫁になる必要はない、と。

川:夫の家族のことだから、あなた1人で抱えるより、夫にも相談を。夫に伝えるときに、感情的に「あの人が嫌いだから会いたくない」なんていうのはNG。「こんなことをいわれたんだけど、どうなんだろう? 私のこと見下してるのかな? 正直、いい気持ちはしないんだよね」と事実と自分の気持ちを冷静に話すと、男性も受け入れやすいはず。夫を味方につけて、兄弟で話し合ってもらうとか、ね。

猫:夫が味方してくれれば、気持ちがラクになりそうです。

川:それと、おいやめいがわがままになるのが気になるのは、子どもたちに愛情があるからよね。全く関係ないと思えば、気にならないもの。

猫:それもそうだし、自分の子どもにも悪影響がありそうで。

川:うちはうち、よそはよそと割り切ってしまいましょう。そこを親が揺らいじゃうと、子どもにも伝わっちゃう。お義姉(ねえ)さんと信頼関係があるなら、おいやめいを直接叱ってもいいけど、そうでない間柄なら、夫を通して、兄弟で話してもらっては? 夫だって、自分のおいやめいはかわいいでしょうから。

私:根回し上手な策士って感じですね(笑)。

猫:自分のマイナスの感情を人に見せるのは嫌だと思っていたけど、感情的にならず、人を選んで伝えれば、人間関係がスムーズになるんですね。

川:特に男性は、女性と違って察することが苦手。ため込まないうちに、事実にしぼって冷静に説明するのが賢明です。

猫:嫌われてもいいと開き直って自分が心地よいことを選択することが、ループを突破する鍵になりそう。勇気が湧いてきました。

【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】

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Information

教えてくれたのは:川崎貴子さん
仕事、恋愛、結婚……女性の人生のあらゆるステージを支える事業を展開、各事業を通じて1万人以上の女性の相談にのってきた、女性マネジメントのプロ。女性の裏と表を知り尽くした的確かつ人情味あるアドバイス、男気のある性格で、仕事仲間からは「おやっさん」と呼ばれているとか。

編集協力=井汲千絵 イラスト=カツヤマケイコ



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