必ず偶数になる「トウモロコシの粒」の謎/誰かに話したくなる地球の雑学
トウモロコシの粒が必ず偶数になる不思議
トウモロコシが日本に伝わったのは16世紀のことで、ポルトガル人によって長崎に持ち込まれた。その姿が、すでに中国より伝わっていた「モロコシ」という植物によく似ていたことから、「舶来」という意味を持つ「唐」の文字を冠して、「トウモロコシ」と呼ばれるようになった。
トウモロコシは、てっぺんから生えているヒゲと同じだけ粒があり、必ず偶数個の実をつけることが決まっている。その理由は、トウモロコシが実をつける過程にある。
トウモロコシは雄花と雌花が別々の雌雄異花の植物で、茎のてっぺんにあるのが雄花、中間の葉のつけ根部分にできるのが雌花だ。雄花から出た花粉は風に乗って飛び、雌花のメシベから伸びるヒゲ、専門用語でいう「絹糸」と呼ばれる部分につくことで受粉し、その根元に実を結ぶ。いうなればトウモロコシは、数百もの雌花が成長してできたものなのだが、このとき1本の絹糸に1粒ずつ実が結ばれる。そのため、トウモロコシの粒はヒゲの数と同じ数になるのだ。
さらに、雄花のかたまりは「雄穂」、雌花のかたまりは「雌穂」と呼ばれるが、雌穂の部分には、二つの花が1組となってつくのが原則だ。これはトウモロコシの成長過程で、雌穂の中にあって粒の核となる小穂が必ず二つに分裂するため。つまり、どんな数字でもそこに2をかけた場合、必ず偶数になるということで、トウモロコシの粒も必ず偶数になるのだ。
著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』(KADOKAWA)
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