「ふるさと納税」で豪華なカニやイクラが返礼品でもらえるワケは?/サイフの穴をふさぐには?(6)

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「ふるさと納税」ってどういう仕組み?

駆け込みふるさと納税はもうやめたい…!【寄付額1万円台】27万品を知り尽くしたプロもリピートする「実際いいもの」
『サイフの穴をふさぐには?』6回【全7回】


家族の将来や、自身の老後を見すえて「今よりも貯蓄を増やしたい!」と思っている方は多いでしょう。貯蓄を増やすためにまず思い浮かぶのは節約ですが、「節約してもお金がなかなか貯まらない」という話もよく耳にします。

元銀行員でブログなどでお金に関する情報を発信するオロゴンさんは、「貯蓄を始めるなら、まずは身のまわりのお金や社会のルールに目を向けることが必要」と語ります。

貯金がゼロなら節約はもちろん必要ですが、貯蓄を増やしていくためには、給与明細をきちんと確認したり、投資について勉強するなど、お金の情報をきちんと知ることが大切なのだそうです。

『サイフの穴をふさぐには? 学校も会社も教えてくれない税とお金と社会の真実』(KADOKAWA)から、「『ふるさと納税』で豪華なカニやイクラが返礼品でもらえるワケは?」を紹介します。
「貯蓄って何から始めたらいいんだろう?」そんな方がまずすべきことを、イチから学ぶことができます。

※本作品は著/オロゴン、監修/大河内 薫の書籍『サイフの穴をふさぐには? 学校も会社も教えてくれない税とお金と社会の真実』から一部抜粋・編集しました

「ふるさと納税」で豪華なカニやイクラがもらえるのはどうして…!?

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【主人公】ごく普通のサラリーマンの僕は、お金があるとつい使ってしまうタイプで貯金もない。

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【フゴー】ふとクローゼットの奥からブタの貯金箱を取り出すと、ブタの貯金箱は自分のことを「金と知恵の神、フゴー・マネーリテ」と名乗り、「お金」について話し始めた…!

金欠に悩む僕に家計の見直し方や投資の方法をレクチャーしてくれたフゴー。
そんなフゴーが次に教えてくれるとっておきのコトとは…?

押さえておきたいふるさと納税

その日、次にフゴーが起きてきたのは、すっかり日も沈んだ夜20時頃のことだった。

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フゴー:「ムニャムニャ……、あれ、今、何時かいな?」

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僕:「もう夜の8時だよ。今日は起きてくるのも遅かったのに、昼にいきなりスリープモードに入っちゃって……、どうしちゃったのさ? フゴー、最近なんだか変だよ?」

するとフゴーは、何やら神妙な顔つきで「そうか」とつぶやき、口を開いた。

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フゴー:「実はな……、言っておかなあかんことがあるんや……」

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僕:「え?言っておかないといけないこと?」

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フゴー:「ソウタ……、実はな、ワシ、お別れの時間が近づいとるんや。もう、そう長くは自分と一緒におられへんと思う」

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僕:「えっ? どういうこと……?」

フゴーは前足を組みながら、残念そうに首を振る。

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フゴー:「この貯金箱の体は、かりそめの姿でな。ずっとこの体に留まってることはできないんや。ようするに期間限定やな。まあ、思ってたよりは早かった気がするけどな……」

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僕:「そんなあ! これからもずっと、フゴーが僕にお金や社会のことを教えてくれるものだと思っていたのに……」

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フゴー:「“帰らな”あかんのが、いつになるのかは、正直ワシにもようわからんのやけどな……。まあ、残された時間で、ワシに教えられるだけのことは教えようと思うわ」

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僕:「……わかった、心して聞くよ!」

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フゴー:「ほな今日は、サラリーマンにとってはいちばん手軽に使える節税策、“ふるさと納税”について話をしような。これを伝えなければ、ワシも帰るに帰られへんからな」

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僕:「“ふるさと納税”って、テレビのCMとかでもよく流れてた気がするな。名前だけは聞いたことあるよ」

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フゴー:「“ふるさと納税”は2008年にスタートしたしくみでな。誰でもトクできる制度やから、使わん手はないで」

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僕:「へぇ……、そもそもどういうしくみなの?」

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フゴー:「超ざっくり言ってしまうと、2,000円でいろんな地域の特産品がもらえる制度や。実際には、たとえばいったん3万円を寄付として地方自治体に払うと、後で28,000円分の税金が安くなり、実質負担が2,000円になるっちゅうしくみなんやけどな」

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僕:「え? 2,000円ポッキリ? “ふるさと”って言うからには、実家のあるところだけにできるんじゃないの?」

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フゴー:「まぁ落ち着き。1個ずつ答えていこな。まず、このふるさと納税は、全国どこの自治体に対してもできるんや」

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僕:「“ふるさと”って名前ついてるけど、どこの自治体にもできる……。なんか、まどろっこしい名前だね」

ということは、北海道生まれじゃなくても北海道にふるさと納税して、カニとかイクラみたいな北海道の特産品をもらうことができるのか……。色とりどりの海の幸を頭に思い浮かべているうちに、なんだかおなかが空いてくる。

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