イベリコ豚をしゃぶしゃぶで！ いつものごはんにEU食材を取り入れてみたら

近頃よく見かけるようになったEU産食材。EUには、ヨーロッパを中心に27カ国が加盟し、チーズを中心とした乳製品、オリーブ＆オリーブオイル、肉、野菜、フルーツ、ワインなど、バラエティー豊かな食材が揃っています。
実はこれらのEU産食材は、日本の食材や和食とも相性抜群なんです！　しかも、いつもの食卓に手軽に取り入れることができ、ワンランクアップのおいしさが期待できます。

そんな普段の料理にも取り入れやすいEU食材と和の食材をマッチさせた、寒い日にぴったりの「あったかおうちごはん」をご紹介します。
湯気の上がったお鍋で霜降りのイベリコ豚をしゃぶしゃぶしてどんぶりに。副菜には、ちょっぴり目新しいEU産素材と和素材を組み合わせた2品を。
おうちで気軽に作れて気分も上がること間違いなしの、冬にぴったりな献立です。

安心・安全・おいしい！ EU産食材の魅力

日本の食材と同様に、品質と安全性にすぐれ、安心して食べることができるのがEU産食材の魅力です。代表的な食材についてご紹介します。

チーズ、乳製品
ヨーロッパの肥沃な牧草地で元気に育った山羊、羊、水牛から取れる高品質なミルク。そして、そのミルクから、多種多様なチーズやバターなどの乳製品が生み出されています。

オリーブ＆オリーブオイル
EU南部の温暖な気候や地形は、風味豊かなオリーブの成長にとって好条件。オリーブオイル作りの歴史は長く、品質の高い約100種類ものオリーブオイルが作られています。

肉類
EUで飼育される牛や豚は、食味はもちろん、安全性にもすぐれています。個体ごとに登録されているため、どの農場で育ったかまで追跡できるほど。また、伝統的な製法によって作られる生ハムやソーセージなどの高品質な加工品も魅力です。

野菜＆フルーツ
EUでは、ヨーロッパの気候風土を生かした、環境にもやさしい農業が行われています。フルーツの栽培もさかんで、魅力的な果実加工品も多くあります。

お好みで和の薬味をたっぷりのせて「イベリコ豚のしゃぶしゃぶ丼」

【使用したEU産食材】
左から
・イベリコ豚しゃぶしゃぶ（スペイン産）
・マスタード 辛口（フィンランド産）
・スモークオイルサーディン（ラトビア産）

【材料・2人分】（★は和食材）
イベリコ豚しゃぶしゃぶ…200ｇ
スモークオイルサーディン…80ｇ
卵黄…2個分
たれ
　卵黄…1個分
　マスタード 辛口…大さじ1
　しょうゆ…小さじ1
温かいご飯…小どんぶり2杯分
★白髪ねぎ、刻みのり、白ごま…各適量

【作り方】
1.イベリコ豚を熱湯でさっとゆで、湯をきる。

2.たれの材料を混ぜ合わせて1をあえる。

3.ご飯にスモークオイルサーディンを混ぜて器に盛り、2の豚肉と卵黄をのせ、ねぎ、のり、白ごまをトッピングする。

Point
炊きたてのご飯にスモークオイルサーディンをさっくりと混ぜ合わせておく。たれをからめたイベリコ豚のしゃぶしゃぶをのせれば、海の幸、山の幸のぜいたくな競演に！

おつまみにもぴったり「クリームチーズとアボカド、長いものわさびじょうゆあえ」

【使用したEU産食材】
左から
・ピランソルト（スロベニア産）
・エメンタールクリームチーズ（オーストリア産）

【材料・2人分】（★は和食材）
エメンタールクリームチーズ…3個（75ｇ）
アボカド…1個
長いも…150g
わさびじょうゆ
　★練りわさび…小さじ1/2
　★しょうゆ…小さじ1
★削りがつお…適量
ピランソルト…適量
ピルスナーウルケル（ビール）※スタイリングに使用

【作り方】
1.エメンタールクリームチーズは3等分に切る。アボカドは皮と種を除き一口大に切る。長いもは皮を除いてたたく。

2.ボウルにわさびじょうゆの材料を混ぜ合わせ、長いもを加えてあえ、さらにエメンタールクリームチーズ、アボカドを加えてあえる。

3.器に盛り、仕上げに削りがつお、ピランソルトをふる。

Point
わさびじょうゆの材料を混ぜ合わせたら、先に長いもをあえ、やわらかいエメンタールクリームチーズとアボカドは最後に加えてさっとあえる。

ほくほくとろ～り「ビーツとモッツァレラチーズのみそマヨネーズ焼き」

【使用したEU産食材】
左から
・赤ビーツダイスカット（フランス産）
・モッツァレラチーズ 水牛（イタリア産 PDO）

【材料・2人分】（★は和食材）
モッツァレラチーズ 水牛…1袋（250g）
赤ビーツダイスカット…100g
みそマヨ
　マヨネーズ50g
　★みそ10g

【作り方】
1.モッツァレラチーズを食べやすくちぎり、赤ビーツと合わせて耐熱皿に入れる。

2.みそマヨの材料を混ぜ合わせて1にかけ、オーブントースターで焼き色がつくまで約10分焼く。

Point
みそマヨはスプーンなどでのせるようにしてかける。トースターで焼くとみそマヨが溶けて広がり、こんがりと焼き色がつく。


今回ご紹介したのはEU産食材と日本食材との相性のよさを実感できるレシピばかり。
年末年始、家族揃って食事をする機会が増えるこの時期、いつもの食卓にEU産食材をプラスして、ぜひワンランクアップのおうちごはんを楽しんでみてくださいね。

調理／江口恵子　撮影／澤木央子　スタイリング／河野亜紀　編集協力／なかぼよしえ
【レタスクラブ】


＜認証マーク＞
原産地呼称保護（PDO）
産地が明確に紐付けられ、生産、加工、調理のすべてが特定の地域内で行われている製品。


地理的表示保護（PGI）
生産、加工、調理の生産段階のうち少なくとも1つが特定の地域内で行われている製品。