三日月型のクロワッサンは、どうしてあの形をしているの?/子どもに話したい雑学(9)

#趣味   
「クロワッサン」が三日月型なのはなぜ?

『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』9回


子どもに今すぐ話したい「タメになるうんちく」!

「一晩置いたカレーがおいしくなるのはなぜ?」「ポン酢のポンってなに?」
これ、答えられますか?

「子どもにすごいって思われたい」「日々のコミュニケーションの中で色んなことを教えてあげたい」そんな方に、わかりやすく、楽しみながら「タメになるうんちく」をご紹介。

それでは、学校では教わらないけれど子どもに話したい雑学を見ていきましょう!

※本記事は多湖輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました

「クロワッサン」はなぜ三日月型なのか?


両端がくるりと丸まった三日月型をしたクロワッサン。カフェオレとクロワッサンの朝食は、オシャレなパリのイメージだが、このパンが生まれたのはフランスではなく、オーストリアの都ウィーンといわれている。

1683年、ウィーンの町はオスマントルコの大軍に包囲されていた。ウィーン市民の命は、もはや風前の灯。ところがある朝、暗いうちから起きて地下室で仕込みをしていたパン屋が、怪しい物音に気づく。それは、トルコ軍が地下道を掘って市内に攻め込もうとしている音だった。

パン屋がすぐさまこれを軍に知らせたことをきっかけに、トルコ軍は撃退された。皇帝レオポルト1世は喜び、パン屋に三日月型のパンを焼くよう命じる。オスマントルコの国旗には三日月が描かれているので、三日月型のパンを食べて「トルコを食っちまえ」というわけだ。こうしてクロワッサンは大流行し、やがてフランスにも広まっていった。

監修=多湖 輝/「頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学」(KADOKAWA)

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