プロの料理家に聞く!食材をうまく使い切って節約にもなるまとめ買いのコツ5選
コツ①冷蔵庫の残り物をチェックし、買い物リストを作成
まとめ買いでは、買い忘れやダブり買いを防ぐためにも、買い物リストが必須。例えば1週間分の献立を決めたら、それに必要な食材がどれくらいかを計算し、買い物リストを作成しましょう。このとき、冷蔵庫や保管庫の残り物もしっかり確認すること。奥の方に眠っていたことを忘れて、同じものをまた買ってしまうということがないようにしましょう。
コツ②買い物リストと献立リストを両方持って行く
1週間分の献立を決めて買い出しに行ったら、買うはずのなかったものが特売品だったなんてことも多いもの。買い物リストだけではなく、献立リストも一緒に持って行くと、そういった特売品にも柔軟に対応できます。例えばチンジャオロースーを作るつもりで豚肉と考えていたなら、鶏むね肉や牛肉の切り落としでも代用可能と、即座に頭が回りますよね。そのため特売品にも手を出しやすくなります。
一方買い物リストだけだと、「いったいこれは何に使うものだっけ?」とわからなくなることも。また、買おうとしていたものがなかった場合などは、何をどう代用していいかわからず、献立が根底から崩れてしまうなど、融通が利きにくくなります。
コツ③旬の食材を選ぶ

今はさまざまな食材が通年店頭に並んでいますが、やはり野菜も果物も魚も、旬の時期のほうが低価格で出回ります。旬の食材は味も良く栄養価も高いため、健康のためにも積極的に取り入れたいもの。また、「この時期はこれがおいしい」と季節を感じながら食べることは、子どもの食育にもつながります。安くて美味しい旬の食材に、通年安いもやしや豆腐などを組み合わせると、食費の節約にも効果的。下記に主な旬の食材リストを挙げたので参考にしてみて。
旬の食材リスト
【春】
野菜…春キャベツ、菜の花、筍、玉ねぎ
果物…いちご
魚…かれい
【夏】
野菜…トマト、きゅうり、なす、オクラ、とうもろこし、ピーマン
果物…すいか、もも
魚…あじ、うなぎ
【秋】
野菜…かぼちゃ、さつまいも
果物…ぶどう、かき、なし
魚…さんま、いわし、さけ、さば、
【冬】
野菜…白菜、大根、かぶ、れんこん、カリフラワー、ブロッコリー、ほうれん草、小松菜
果物…みかん、りんご
魚…ぶり、さわら、たら、かき、あさり
コツ④根菜はまとめ買い、葉物野菜は中日に買い足し
日持ちする根菜はまとめ買いが便利ですが、葉物やもやしなどは冷蔵庫の中でも傷み、栄養や味も落ちてしまいます。できれば週の中日に買い足し日を設けて、献立の前半と後半で買い分けたほうが、食材をムダなく使い切れます。仕事などで平日はどうしても買い物に行けない場合は、冷凍してしまうのも手。
コツ⑤使い切れない食材は、気負わない『ついで冷凍』

食品ロスを減らすには、足の早い食材から調理していくことが鉄則。でもメニューによっては一度に使い切れないものもありますよね。葉物野菜などは傷むのも早いため、すぐ使わない分は冷凍してしまうのがおすすめです。例えばほうれん草なら、1/2束でも1束でもゆでて切る手間は同じ。だったら使う度に調理するより、一気に調理して使わない分を冷凍庫にストックしておいたほうが、その後の食事作りの手間も省けます。きのこ類はほぐしたり刻んだりして冷凍、もやしはそのままジップロックなどに入れ替えて平たく冷凍しておけば、使いたい時に使いたい分だけ取り出せて便利。冷凍するために何かをするのではなく、使った残りを冷凍する『ついで冷凍』なら、無理なく食材を使い切れて、節約と時短が同時に叶います。
5つのコツをおさえて、上手に食費を節約しましょう。
文=酒詰明子
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