「台所に入らないで!」48歳で認知症になった母、叔母の家で急速に症状が進行し…(7)

#くらし   
母は何もさせてもらえず

『48歳で認知症になった母』 7話


65歳未満で発症する認知症を「若年性認知症」といい、全国で4万人近くいると言われています。
長野県御代田町のケアマネジャー、美齊津康弘(みさいづやすひろ)さんのお母さんは、48歳で若年性認知症を発症しました。

当時、美齊津さんは小学5年生。お母さんの病気の発症が、幸せだった毎日を徐々に変えていきます。
学校から帰宅すると、徘徊する母を捜して連れ戻したり、うまくできない排泄の後始末をする日々。「僕がやらなきゃ家族が壊れる」と思い必死にこらえて介護を担っていたそうです。

小学5年生から介護が始まった僕のお話

弱冠小学5年生が背負っていた誰にもわかってもらえないという孤独感、人生を変えてしまうほどの壮絶な経験の数々。まず私たちにできることは、そのような「ヤングケアラー」の存在を知ることです。


父の実家で叔母が一人暮らししていた場所へ引っ越した

叔母は母と僕の食事を作ってくれた

叔母は母に何もさせないようにして…

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