山の中で飲茶を味わう幸せ! 「あちあち蒸し餃子&小籠包」【リロ氏の限界キャンプ飯】(2)

#食   
メスティンの醍醐味、蒸し料理を楽しむ

『リロ氏の欲望に従った限界キャンプ飯』 2回【全8回】


YouTubeやTwitterで大人気のソロハンター、ソロキャンパーのリロ氏をご存知ですか?
自身もスパイスを開発するリロ氏さんが、キャンパーだったら誰もが持っている調理器具で、とにかく簡単で失敗しない!を追求した「限界キャンプ飯」のレシピを紹介してくださいました。

近所のスーパーやコンビニで買える手に入れやすい食材で、塩・こしょうなどの細々とした調味料を使わずに、調理器具ひとつでできてまな板も包丁もいらない「限界調理法」の数々。ぜひ、キャンプめしを作るときの参考にしてみてください!

※本記事はリロ氏著の書籍『リロ氏の欲望に従った限界キャンプ飯』から一部抜粋・編集しました

焼く、煮る、蒸す、揚げる!
軽くて使える「メスティン」

メスティンといえば飯盒(はんごう)、というイメージの人も多いのでは?
でも、実は色々な料理に使える万能なギアなのです。

軽くて使えるメスティン

オールマイティに使えるとりあえず「コレ持っとけ!」なアイテム

米を炊けるのはもちろん、汁物を煮たり、油をたっぷり入れれば揚げ物もできる優れもの。商品によっては蒸すための網がついているものもあります。アルミ製で軽く、熱伝導が良いですが、焦げやすいので要注意。また、空焚き(燻製など)をやりすぎると熱で変型してしまうことも考慮して使いましょう。

〈トランギア〉メスティン
アルミ製で熱伝動率が高く、アルコールバーナーでもご飯を炊けます。ソロキャンで使わない時には、ランチボックスとしても活用できます。

高さがあるから汁物料理が得意!

高さがあるから汁物料理が得意!
蓋も調理器具に変身

商品にもよりますが、ぼくが愛用しているトランギアの750mlのものは高さが6.2cmもあるので、早ゆでパスタを一袋入れて、パスタが水分を吸っても余裕で調理ができるサイズ。本体でご飯を炊いた後、蓋でおかずの調理もできます。

アルマイトかコーティング
調理スタイルに合うものを選ぼう

アルマイト加工はゴシゴシ洗ったり、容器の中で刃物で食材をカットしてもOKですが、コーティング加工は剥がれるので気をつけて。食材が焦げつくのをさけたいひとはコーティング加工を、ラフに扱う予定ならアルマイト加工を。

コンパクトにしまえて、ほかのアイテムも収納可能

コンパクトにしまえて、ほかのアイテムも収納可能

メスティンは柄の部分が折りたためるので、コンパクトにしまうことができます。また容量が大きいからこそ、メスティンの内部にアルコールバーナーや五徳、食事で出たゴミなどを一式しまうことができるのもうれしいところ。

山の中で飲茶を味わう幸せー!
あちあち蒸し餃子&小籠包

メスティンの醍醐味、蒸し料理を楽しむ

メスティンの醍醐味、蒸し料理を楽しむ

◆材料
冷凍餃子…適量
冷凍小籠包…適量
水…80ml
ほりにしたれ
 ・しょうゆ…大さじ1
 ・酢…大さじ1
 ・ほりにし…適量
だしうまたれ
 ・めんつゆ(2倍希釈)…大さじ1
 ・ラー油…小さじ1/2

◆作り方
1 メスティンに網を張り、水を入れる。

2 網の上に凍ったままの餃子、小籠包を入れ、蓋をする。

3 中火で約10分程度温める。

4 タレをそれぞれ混ぜて、つけて食べる。

◆味付け
「スパイスミックス」
餃子についてきたタレに「ほりにし」などのスパイスミックスを加えてみては? アウトドア料理の簡単アレンジにスパイスミックスは欠かせません。

◆ひとふりでうまさ爆アゲ「ほりにし」

ひとふりでうまさ爆アゲ

アウトドアスパイスと名乗るだけあり、これ一本で肉も魚も野菜も味がビシッと決まる。20種類以上ものスパイスと調味料がミックスされ、塩味もしっかりあるので味付けに困ったら「ほりにし」を。ガーリック感が強いのでにんにく好きにおすすめ。

【POINT】
特に寒い時に山の中でほかほかの蒸し料理が食べられるのはうれしい。冷凍食品以外でも、肉まんを蒸してもいいね。網の下にスモークチップをおけば燻製もできます。

~~~~
これからのシーズン、週末や夏休みを利用してキャンプを計画している人も多いのでは?
ぜひ絶品キャンプめしをお試しあれ!


●リロ氏:Twitter「リロ氏/LiloSHI」、YouTube「リロ氏のひとり遊びちゃんねる」で人気を博す。平成生まれのソロハンター、ソロキャンパーとして、狩猟情報やアウトドア情報を発信中。Twitterで投稿するホットサンドメーカー使用のレシピ動画は260万再生。著書に『リロ氏のソロキャンレシピ』『リロ氏のホントにとてもくわしいホットサンドメーカーレシピ』(いずれもマキノ出版)がある。

この記事に共感したら

おすすめ読みもの(PR)