鶏もも骨付き肉で本格的な味わい「スタミナサムゲタン」/韓国料理でひとりごはん

#食   
とりモモ骨つき肉を使えば、手作りでも本格的

『リピ確定! 身近な食材でパパッとおいしい 韓国料理でひとりごはん』2回【全10回】


いま韓国では「おひとりさま」がブーム。自分を癒すための「ひとりごはん=ホンパブ」が注目され、ひとりで楽しめる料理が増えています。
そのバリエーションは、よく知られているチゲから、麺類やご飯もの、晩酌にぴったりのおつまみまで様々!
そこで、本場の味を「ひとりごはん」でも!というコンセプトで、日本の食材で1人分の韓国料理を手軽に作るためのアイデアをご紹介します。2人分以上作りたい場合は、材料を人数分に増やして、調味料を多めに調整してくださいね。


スタミナサムゲタン

とりモモ骨つき肉を使えば、手作りでも本格的

若どりのお腹にもち米、高麗人参、栗などを詰めて煮込む。土用の丑の日のうなぎのように、夏バテ防止の滋養強壮食とされている「サムゲタン」。

サムゲタンはお店で食べるもの? いえいえ、とりモモ骨つき肉を使えば、手作りでも本格的。骨つき肉だから、しっかりだしがとれて、丸ごと一羽使うよりアクとりも簡単なのです。少し長い時間煮込むので、鍋で作ってからトゥッペギ(韓国の土鍋)によそってくださいね。

[ 材料・1人分 ]
とりモモ骨つき肉… 1本
米… 30g
甘栗… 3~4個
玉ねぎ… 60g
長ねぎ… 20g
にんにく… 3片
水… 3 1/2カップ(700ml)
昆布… 7g
A
 とりガラスープの素… 小さじ1
 塩… 小さじ1
 こしょう… 少々
塩、こしょう… 各適宜

[ 作り方 ]
1.米は30分ほど水(分量外)に浸しておく (a)。長ねぎは3㎝長さに切る。にんにくは皮をむく。

水の量は適当でOK

水と一緒に炊くわけではないので、水の量は適当でOK。

2.米と甘栗をお茶パックに入れて口をしめる(b)。

米と甘栗をお茶パックに入れて口をしめる

スープと一緒に煮込む栗入りご飯は家で作るからこそ味わえるごほうび。

3.鍋にとり肉、玉ねぎ、1の野菜、2、水、昆布、Aを入れ(c)、最初は強火で沸騰したらやや中火にし、ふたをして30分煮込む。

お茶パックごとスープに投入。

お茶パックごとスープに投入。

4.2回ほどアクをとり、玉ねぎ、長ねぎ、昆布、にんにくを取り出す。味をみて、足りなければ塩を加える。

5.器にとり肉と、お茶パックから取り出した栗ご飯を盛り(d)、好みでこしょう、木の実、長ねぎ(ともに分量外)を散らす。

鶏のうま味たっぷりのスープを吸ったご飯はつやつやモチモチ

鶏のうま味たっぷりのスープを吸ったご飯はつやつやモチモチ。

この本の決まりごと

材料と作り方について

レシピは基本1人分、もしくはレシピによっては作りやすい分量で表記しています。2人分を作りたいときは材料を倍量にし、火の通り加減などをみながら調理してください。2人分作って残した分を冷蔵庫に入れておき、翌日にあたためて食べるのもおすすめです。

計量について

大さじ1=15ml、小さじ1=5ml、1カップ=200mlです

調味料について

種類の指定をしていない調味料は、以下を使っています
●しょうゆ…濃い口しょうゆ
●砂糖…上白糖
●みそ…お好みのみそ
●バター…有塩バター

唐辛子について

唐辛子は「生」と記載していないものは、すべて乾燥の唐辛子粉です。1種類あればOKですが、炒めものやキムチには中挽き、チゲやあえものには細挽きが使いやすいです。

だしについて

味が決まりやすく、手軽に本場の味になることから牛肉だしの粉末調味料「ダシダ」を使います。鍋やスープについては、煮干しだしを使った方法も紹介しています。

食材について

仕上げの飾り用や「お好みで」と記載がある食材は入れても入れなくてもOK。そのため、[材料]欄には記載せず、[作り方]にのみ(分量外)として記載しました。無理に揃えなくても大丈夫です。

野菜の下処理について

野菜は洗ってからの作業を示しています。洗う、種や皮を取り除く、根元を切るなどの作業は省略している場合もあります。

火加減について

とくに記載がない限り、中火です。

調理器具について

フライパンは原則としてフッ素樹脂加工のものを使用しています。

※本記事はキム・ヨンジョン著の書籍『リピ確定! 身近な食材でパパッとおいしい 韓国料理でひとりごはん』から一部抜粋・編集しました。

著=キム・ヨンジョン/『リピ確定! 身近な食材でパパッとおいしい 韓国料理でひとりごはん』(KADOKAWA)

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