キムチの汁が隠し味に「スパムキムチチャーハン」/韓国料理でひとりごはん

#食   
キムチの汁が隠し味「スパムキムチチャーハン」

『リピ確定! 身近な食材でパパッとおいしい 韓国料理でひとりごはん』4回【全10回】


いま韓国では「おひとりさま」がブーム。自分を癒すための「ひとりごはん=ホンパブ」が注目され、ひとりで楽しめる料理が増えています。
そのバリエーションは、よく知られているチゲから、麺類やご飯もの、晩酌にぴったりのおつまみまで様々!
そこで、本場の味を「ひとりごはん」でも!というコンセプトで、日本の食材で1人分の韓国料理を手軽に作るためのアイデアをご紹介します。2人分以上作りたい場合は、材料を人数分に増やして、調味料を多めに調整してくださいね。


スパムキムチチャーハン

キムチの汁が隠し味「スパムキムチチャーハン」

ポックム=炒め、パプ=ご飯の意味でいわゆるチャーハン。フライパンで作るもの以外に、サムギョプサルやチゲの最後に鍋や鉄板で作る〆のご飯もポックンパといいます。

韓国のチャーハンはご飯より具を多めにして作ります。使う調味料の種類は多いけれど、あらかじめまぜておき、一度に加えるので準備にあわてたりする必要がないんです。スパムがなければ、ウィンナーやツナでもOK。同じ材料でご飯の代わりにうどんを使うとキムチ焼きうどんが作れますよ。

[ 材料・1人分 ]
白菜キムチ… 120g
スパム… 80g
玉ねぎ… 30g
卵… 1個
温かいご飯… 180g
サラダ油… 大さじ1
ごま油… 大さじ1
A
 ダシダ… 小さじ1/2
 砂糖… 小さじ1/2
 オイスターソース… 小さじ1/2
 唐辛子粉… 小さじ1/2~1
 キムチの汁(あれば)… 大さじ1
  ※あると本場風。なくてもおいしくできるから大丈夫!
塩… 適宜
黒こしょう… 少々

[ 作り方 ]
1.キムチ、スパム、玉ねぎは小さい角切りにする(a)。

大きさを揃えて切ると仕上がりがきれい

大きさを揃えて切ると仕上がりがきれい。でも「なるべく」で大丈夫。

2.フライパンにごま油を熱し、1 を入れて中火で2分炒める。Aをまぜ合わせて加え、さらに炒める。

3.ご飯を加えてよくまぜながら炒め、ご飯がなじんできたら味をみて足りなければ塩で味をととのえ、器に盛る。

4.別のフライパンにサラダ油を熱し、韓国式の外側をこんがり焼いた目玉焼きを作り、3にのせ、黒こしょうを振る。

この本の決まりごと

材料と作り方について

レシピは基本1人分、もしくはレシピによっては作りやすい分量で表記しています。2人分を作りたいときは材料を倍量にし、火の通り加減などをみながら調理してください。2人分作って残した分を冷蔵庫に入れておき、翌日にあたためて食べるのもおすすめです。

計量について

大さじ1=15ml、小さじ1=5ml、1カップ=200mlです

調味料について

種類の指定をしていない調味料は、以下を使っています
●しょうゆ…濃い口しょうゆ
●砂糖…上白糖
●みそ…お好みのみそ
●バター…有塩バター

唐辛子について

唐辛子は「生」と記載していないものは、すべて乾燥の唐辛子粉です。1種類あればOKですが、炒めものやキムチには中挽き、チゲやあえものには細挽きが使いやすいです。

だしについて

味が決まりやすく、手軽に本場の味になることから牛肉だしの粉末調味料「ダシダ」を使います。鍋やスープについては、煮干しだしを使った方法も紹介しています。

食材について

仕上げの飾り用や「お好みで」と記載がある食材は入れても入れなくてもOK。そのため、[材料]欄には記載せず、[作り方]にのみ(分量外)として記載しました。無理に揃えなくても大丈夫です。

野菜の下処理について

野菜は洗ってからの作業を示しています。洗う、種や皮を取り除く、根元を切るなどの作業は省略している場合もあります。

火加減について

とくに記載がない限り、中火です。

調理器具について

フライパンは原則としてフッ素樹脂加工のものを使用しています。

※本記事はキム・ヨンジョン著の書籍『リピ確定! 身近な食材でパパッとおいしい 韓国料理でひとりごはん』から一部抜粋・編集しました。

著=キム・ヨンジョン/『リピ確定! 身近な食材でパパッとおいしい 韓国料理でひとりごはん』(KADOKAWA)

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