過去は変えられないけど、「過去のことで悩む自分」は許してあげられる!/あなたの「しんどい」をほぐす本(9)

日々を生きていく中で、漠然とした「しんどさ」を抱えていませんか? その「しんどい」って、なんだか苦しいですよね。心の底から楽しいと思えなくなるし、なんだか朝から疲れているし、みんなといれば笑顔だけど家に帰れば「無」になるし、何もしたくないのに周囲に気を遣っちゃうし…。
そんな「しんどい」を抱えているあなたに送る、「頑張らずに読める」考え方。「自分なんて」が「自分らしく」に変わる心をほぐす言葉を、人気イラストレーター・もくもくちゃんの可愛らしいイラストと共にお届けします!
※本記事はPoche著、もくもくちゃんイラストの書籍『あなたの「しんどい」をほぐす本』から一部抜粋・編集しました。
「過去のことで悩む自分」を許そう
嫌だった、悲しかった、悔しかった、助けてほしかった、まだ好きだった……。過去について悩むときには、「今もまだ納得できていない本音」「整理できていない気持ち」が隠れています。
今あなたが過去について悩んでいるのなら、当時言葉にできなかった自分の本音が、やっと出てきたのかもしれません。
あなたは過去のことで「未だに」悩んでいるのではなくて、「やっと」過去のことを悩めているのかもしれないのです。
「今も思い出してしまうほど、苦しいことがあったんだな」と、過去の自分をいたわってください。今も思い出して悩むほど、つらいできごとがあったのですから。
「過去は変えられないんだから」「もっと前向きに考えたら?」と、誰かからアドバイスされた人もいるかもしれません。誰かにハッキリ言われなくても、自分自身をそのように責めてしまうこともあるでしょう。
たしかに過去は変えられません。
でも、だから悩むんです。
過去は変えられないからこそ後悔するし、ひどいことをされれば腹も立つし、あれでよかったのかと迷うし、つらいことを思い出して悲しくなります。
簡単に過去が変えられるなら、こんなに悩みません。変えられるような過去なら、今すぐ変えちゃえばいいのですから。
だから、過去のことで悩むのはとても自然なことです。
一番よくないのは、「過去のことについて悩むのはよくない」という思い込み。脳は分からないことがあると「なんとか解決しようとするクセ」がありますから、よくない理由をあちこちから集めて自分を責めてしまいます。
未来のことで悩むのはよくて、過去のことで悩むのはよくないなんてことはありません。楽しいことを思い出すのはよくて、つらいことを思い出すのはよくないなんてこともありません。
ポジティブがよくて、ネガティブがダメなんてこともありません。カリフォルニア大学の研究では、「ネガティブな人の方が成功しやすい」という発表もなされています。
あなたも、過去のことで悩んでもいいのですよ。
過去のことで悩む自分を責めたり、今も悩んでいることに落ち込んだりする必要はありません。

著=Poche、イラスト=もくもくちゃん/『あなたの「しんどい」をほぐす本』
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