節水のしすぎで、洗濯機が壊れた!?成功&失敗した「節約術」子育て世代240人に調査

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子どもが成人するまでにかかる費用は一人あたり2,000万円超、なんて耳にしたことがありませんか?とにかくお金のかかる子育て世帯、それに追い打ちをかけるような最近の物価高騰は悩ましい問題ですよね。そこで、レタスクラブでは、子育て世代の節約方法について レタスクラブアンケート部の皆さんに聞いてみました。(2023/2/10~2023/2/17実施:回答者1,152人のうち「女性・既婚・子どもあり・23歳~50歳」の240人の回答を抽出)。成功した節約法はもちろん、失敗談や節約のやりすぎエピソードについても調査!節約生活のお手本として、はたまた反面教師として(!?)是非チェックしてください。

節約を意識しつつも、教育費への支出は惜しまない?

子育て世代の96%は「節約」を意識している

まず最初に、日常的に節約を意識しているか聞いたところ、「いつも意識している」(56.7%)、「たまに意識している」(39.6%)が合わせて96.3%。ほとんどの人が節約を意識していることがわかりました。
具体的に節約しているものとしては、「衣類・ファッション用品」(55.4%)がトップ。次いで、最近高騰が続いている「電気」(54.6%)、「外食/テイクアウト/デリバリー」(54.6%)、「食費」(53.3%)などが上位に挙がりました。いっぽう「教育費」を削るという回答は4.2%と低く、子どもの教育に対する優先度の高さがうかがえる結果となりました。

衣類や遊興費は削っても、教育費への支出は惜しまない


チリツモで月1,000円!ストレスで挫折…。節約の明暗を分けるのは生活の満足度

では具体的に、どんな節約術を実践しているのでしょう?実践した節約法で、成功したもの、失敗したものをそれぞれ聞いてみました。

成功した節約術としては、
・「アンペア数を40Aから30Aに変えたら、電気代が安くなった」
・「子どもの寝かしつけの時に、誰もいないリビングの電気を消す」
・「コーヒーは毎朝水筒にいれて、マイボトルを携帯」
・「冷蔵庫一掃DAYを設定!食材の無駄がなくなる」
・「食品のまとめ買いをしない。使い切り!」
・「外食せず、家でレストラン風にセッティングして楽しむ!」

など、実践しやすい「食費」と「電気代」に関するものが多く挙がりました。冷蔵庫使い切りDAY、外食風フードスタイリングなど、「家事力」が光るアイデアは、子育て世代ならではですよね。

また、
・「湯が出るまでの水をお風呂に溜めて洗濯に。月1,000円浮く!」
・「箱ティッシュを半分に切って使っている」

など、日々の地道な努力が成功に繋がったという声も。些細なことでも積み重ねていけば、月や年単位で見ると大きな節約になるようです。

その他には、
・「フリマアプリを活用。不用品を売って必要なものを安価で手に入れる」
・「ドラッグストアでは、ポイント10倍の日に大量買い。手間いらずで、金券として還元されます」

など、フリマアプリやポイ活を利用するという声や、
・「家族に協力してもらいたから『節約!』と言い続ける」
・「値上げニュースが盛んだと、気が引き締まって節約成功」

など、節約意識を高めることから始めるという声も聞かれました。確かに、節約に対してのモチベーションを上げておけば、家族も自ら進んで節約に協力してくれるかも?具体的な節約法はもちろんですが、節約意識を高めておくことが案外「キモ」なのかもしれません。

いっぽう、残念ながら失敗に終わった節約術も。
・「おやつを我慢。続かないしストレスになる」
・「SNSで知ったセール。お得だと思ったけど無駄遣いしがち」
・「好物のお酒とコーヒー。節約に走って好みでない安いものを買って満足度が低く失敗」
・「献立に安い食材を多用。家族に不評でした」
・「冬はホットカーペットだけでヒーターなし。足が霜焼けに…」
・「洗濯の節水のしすぎで、洗濯機が壊れた」
・「自転車生活。メンテナンスや乗り方が悪く、修理代が高額に」


節約のためとガマンし過ぎると、ストレスになり挫折してしまいがち。節約を成功させるには、生活の質を下げないことも大切なようです。また、セールにつられ過ぎるのも、不要なものを買って逆効果との意見も。「野菜の特売で買い過ぎて、消費しきれず腐らせた」、「お酒やお菓子を安い時に買い置いても、消費するスピードが早くなるだけ」など、節約のつもりが浪費…という悲しい結果に終わってしまうケースも見られました。

9割超が実践!イマドキ節約には欠かせない話題の「ポイ活」

 ポイ活

アンケートでは、「ポイ活」で節約をしているという声も多く寄せられました。そこで、具体的にどんな「ポイ活」をしているのか聞いてみました。

9割以上が実践する話題のポイ活


あなたが節約のためにしている「ポイ活」があれば教えてください(複数回答可)

・クレジットカードでの買い物でポイントを集める…63.3%
・キャッシュレス決済での買い物でポイント還元を狙う(PayPayなど)…56.3%
・アンケート、ゲーム、広告クリック、ログインなどでポイントを貯める…53.8%
・スーパーやデパートなど、お店のポイントカードで貯める…50.8%
・複数のお店で貯まるポイントサービスを使う(dポイント、Tポイントなど)…50.4%
・ポイントサイト経由でオンラインショッピングをする…46.7%
・口座開設や保険相談会参加など、キャンペーン期間中の商品やサービス購入…4.6%
・その他…1.7%
・ポイ活はしていない…3.3%


「ポイ活はしていない」と答えた人はたったの3.3%と、ほとんどの人が何かしらの「ポイ活」をしていることがわかりました。中でも多かったのは、クレジットカードやキャッシュレス決済での買い物でポイントを貯めるというもの。急速に普及したキャッシュレス決済は、現金を銀行口座から引き出して持ち歩く煩わしさがなくなりますし、ポイント還元などお得感も高いため多くの人が利用しているようです。また、アンケート参加やポイントサイト経由の買い物など、能動的に「ポイ活」をする回答も半数近くあり、意識の高さがうかがえる結果となりました。

節約して浮いたお金は「貯蓄」が1位。「投資」で運用する人も

節約して浮いたお金は「貯蓄する」がダントツの1位

無駄な支出はトコトン削減し、「ポイ活」でカシコク稼ぐなど、日々節約に励んでいる子育て世代の女性たち。そこで、節約して浮いたお金を何に使っているのか聞いたところ、「貯蓄する」と答えた人が54.2%とダントツのトップでした。将来に備えて、堅実に貯蓄している人が多いようですね。次いで、外食や嗜好品を含めた「食費」、「趣味」や「レジャー」など、QOLの向上に関する回答が続きますが、7位には「投資」(10.0%)がランクイン。NISAなど投資への支援策が打ち出されたこともあり、子育て世代も投資へのハードルが下がりつつあるのかもしれません。

お下がり催促に色のない麦茶…、ママ友の「そこまでする?」な節約術!

節約も度が過ぎると、周囲から引かれてしまうことも。そこで最後に「ちょっとやりすぎ…」と感じた他人の節約エピソードを聞いてみました。

他人の家で勝手に充電!やりすぎ節約には非難轟々


・「運動会やレジャーの度に、ピクニックテーブル、テント、パラソル等を借りにくるママ友。自分で買ったらいいのに」
・「以前は車で買い物をしていたママ友がガソリン代を節約しているらしく、私が買い物に行くときに『ついでに乗せてって』とよく言われます。ちょっと困ってます…」
・「電話に出られなくてかけ直すときは、ワン切りして相手からかけ直させるという友人」
・「スーパーでロールになっている無料の袋を大量に取っていた人を見たとき」
・「友人宅に行ったとき、ほとんど色の出ていない麦茶を出された」
・「我が家に来るなり、スマホを即充電し始める人にはびっくりしました」
・「レジの会計時、お客さんが何人も後ろに並んでいるのに、意地でも割引券を出そうとしてずーっとスマホで検索」
・「家の中でエアコンはつけず、何枚も着込んで生活をして、結局風邪をひいてしまった」
・「子どものお下がりを欲しいとしつこく頼まれる」
・「人から貰ったものをフリマアプリで売る」


子育て世代ならではの「ママ友」に関するエピソードが多く見られました。お下がりや送迎など、協力しあうことが多いママ友関係でも、自分からの催促はちょっと図々しく感じてしまうものですよね。親しき中にも礼儀あり、節度ある節約を心がけたいものです。

様々な節約のアイデアが集まった今回のアンケート。春に比べて光熱費が上がることが多い夏本番に向けて、無理のない範囲でチャレンジしてみては?

文=酒詰明子

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