教えて! 丸山晴美さん! 光熱費の値上がりをおトクに乗り切る「夏の節電ポイント」

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夏季の消費電力の約3分の1を占めるのがエアコン

家計に響く電気代の値上がりや、電力不足。この夏を乗り切るため、節約アドバイザーの丸山晴美さんに、節電ポイントを聞きました。

丸山晴美さん
節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナーとして、身の回りの節約術やお金の管理のしかたについて、アドバイスを行なっている。

9割の読者は節電を意識しているが、正しい節電、できてる?

2022年冬に掲載した「電気に関する“今”」に関する記事に対する読者アンケートの結果、90%以上の人が「電気代の値上がりが家計の負担になっている」と答え、約90%の人が節電を意識しています。
これに対して丸山さんは、「皆さん、節電を心がけていて、かなり意識が高いと思います。しかし、中には間違った節電方法を行なっている場合があります。取り組むのなら、効果が上がる節電方法を知っておきましょう」と語ります。下のグラフにあるように、夏の節電は、夏季に電力消費割合が高いものから取り組むのが効果的です。

家庭における家電製品の電力消費割合(夏季・1日)


夏の節電ポイント1 エアコン

夏季の消費電力の約3分の1を占めるのが、エアコンです。猛暑の中では、使わないと熱中症になる危険もあります。設定温度を控えめにしながら風量を上げるなど、上手に使いましょう。

【ポイント】設定温度を控えめにする

エアコンの設定温度を控えめにする

冷やし過ぎに注意し、設定温度は28℃を目安に。外気温31℃のときに設定温度を27℃から28℃にするだけで、年間約940円節約できます(※)。

※経済産業省資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」より。

【ポイント】エアコンと扇風機を併用する

エアコンと扇風機を併用する

エアコンの冷気は下にたまりがちなので、扇風機やサーキュレーターを併用して空気をかくはんすると、冷気が体に当たってより涼しく感じられます。

【ポイント】窓ガラスに遮熱対策をする

窓ガラスに遮熱対策をする

エアコンで冷やした冷気が窓から逃げるのを防ぐため、窓ガラスに遮熱効果があるシートを貼ることや遮熱性のあるカーテンを掛けると効果的です。

【ポイント】家族でクールシェアする

家族でクールシェアする

家族それぞれが自分の部屋で過ごすより、リビングなど1部屋に家族が集まってエアコン、照明、テレビなどの家電製品を共有すると節電効果が上がります。

夏の節電ポイント2 冷蔵庫

夏の電力消費割合が2番目に高い冷蔵庫

夏の電力消費割合が2番目に高いのが冷蔵庫です。できるだけ開閉回数と開閉時間を減らすことがポイント。節電モードのボタンがある冷蔵庫なら、押すだけで節電しながら使うことができます。

【ポイント】家の中でも水筒を活用する

家の中でも水筒を活用する

夏は冷たい飲み物を取り出すのに冷蔵庫をあける回数が増えます。家でも1人1本水筒を持って、開閉回数を減らしましょう。用もないのにあけるのも厳禁。

【ポイント】冷蔵室上段の冷風口を避けて入れる

冷蔵室上段の冷風口を避けて入れる

冷蔵室は冷気が上から下に落ちる仕組みなので、上の段に缶ビールなどを並べて入れると冷気の循環を妨げます。その日飲む分だけを下のほうの段に入れましょう。

【ポイント】冷凍室がスカスカのときはペットボトルを入れる

冷凍室がスカスカのときはペットボトルを入れる

冷凍室はパンパンのほうが効率がいいので、あまりものが入っていないときは、ペットボトルに水を8割程度(満杯にすると破裂の可能性も)入れて冷凍室へ。

【ポイント】レシートを貼って、中のものを把握する

レシートを貼って、中のものを把握する

冷蔵庫の中に入っているものが分かれば、開閉回数を減らすことができます。レシートを冷蔵庫に貼って、食べたらチェックすると効果的。食べ忘れも防げます。

夏の節電ポイント3 照明・保温

保温しておく機能がついた家電でも電力が消費されています

夏の電力消費割合の3位は照明です。そのほか、保温しておく機能がついた家電でも結構電力が消費されています。ここにも注目して、節電ポイントを見極めていきましょう。

【ポイント】温水洗浄便座の保温を切る

温水洗浄便座の保温を切る

夏なら便座を暖める機能は切っておいてもOKでしょう。ひんやりした感覚が苦手な場合は、100円ショップでも買える貼るタイプの便座シートが手軽でおすすめです。

【ポイント】照明はLEDに交換していく

照明はLEDに交換していく

今までの電球より省エネで長もちするLED電球は、以前より価格が下がってきています。つけ替えるタイミングで順番に交換していきましょう。

もっと知りたい! 電気の話

1 エネルギー資源の高騰を背景に電気代は上昇傾向

電気料金平均単価の推移

家庭用の電気料金は、2021年12月から2022年12月の1年間で、約3割上昇しています。これには、ロシアによるウクライナ侵攻に伴う燃料価格の高騰や円安が影響しています。

出典:電力取引報より作成。※消費税、再エネ賦課金を含む。電灯(家庭向け)は低圧電灯、電力(産業向け)は特別高圧・高圧・低圧電力。

2 エネルギー政策の基本方針「S+3E」

エネルギー政策の基本方針「S+3E」

エネルギー資源の乏しい日本では、安全性の確保を大前提に、安定した電気をできるだけ低い価格で、なおかつ環境に配慮しながら供給していくことが重要です。

出典:経済産業省資源エネルギー庁のホームページ、資料。

3 2030年度における電源構成の見通し

総発電電力量 2021年度の実績と2030年度の見通し

再生可能エネルギーの割合を増やし、安全性を前提とした原子力発電を最大限に活用しつつ、火力発電の高効率化も進めることで、エネルギーの安定供給と脱炭素の両立を目指しています。

出典:経済産業省資源エネルギー庁「総合エネルギー統計」の2021 年確報値、2030 年度におけるエネルギー需給の見通しを踏まえた電源構成は、資源エネルギー庁のHPより。※再生可能エネルギー:水力、太陽光、風力、バイオマス、地熱。四捨五入の関係で、合計が100%にならない場合がある。


撮影/林 ひろし イラスト/德丸ゆう 編集協力/生島典子 デザイン/hooop
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Information

お問い合わせ:電気事業連合会 
03-5221-1440(月~金曜 9時~17時40分 年末年始〈12月29日~1月3日〉、祝日は除く)

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