反動を使うのはNG! たるんだ下腹を筋肉に変える「仰向け脚上げ体操」/あぶら身をごっそり落とすきくち体操(6)

年齢を重ねるにつれ、下腹や背中の厚み、お尻の垂れ具合など、気になる部分が増えてきていませんか? 実はそれ、体に必要な筋肉が痩せて「あぶら身」に変わってきたからなんです!
大切なのは、筋肉を鍛えて「やせる」のではなく、やせ衰えた筋肉を動かして「体を育てる」こと。そう提唱するのが、「きくち体操」でおなじみの菊池和子さん。現在89歳で驚きの美と若さと健康を維持し、今も現役で体操の指導に当たっています。
紹介するのは、自分の身一つで誰でもどこでもできる簡単な動きばかり。「きくち体操」を熱血指導するブタの妖精「あぶらみちゃん」の教えを参考に、しなやかな体を目指しましょう!
※本記事は菊池和子、熊野チコ著の書籍『40代から始めよう!あぶら身をごっそり落とすきくち体操』から一部抜粋・編集しました

あぶらみちゃん(左)
菊池和子先生の一番弟子であるブタの妖精。日本の、特に若い女性たちの衰えを本気で心配している。気になる女子にグイグイ声をかけて日々指導にあたる。シッポとまつげにおしゃれ魂をぶつける。
下腹が年々たるんで厚みを増していきます

★主人公・みー:もともと下腹には自信がないタイプでしたが、40代に突入したとたん、さらにたるんで、リアルに鏡もち状態になってしまったんです。手のひらでめいっぱいつかんでもあふれるぐらい…。うぅ…。
●あぶらみちゃん:腹筋が衰えてきたのね。そもそも腹筋の役目は、前側から背骨を支え、骨の代わりに内臓を守ること。ここが弱っている体って、どういう状態だと思う?
★みー:……腰が曲がって、内臓が働きにくい状態…。
●あぶらみちゃん:ご名答。腹筋を育てれば、姿勢がよくなって、動作がスムーズになるわ。すると、あぶら身と化していた全身の筋肉が育つから、代謝も上がる。内臓も本来の働きを取り戻すから、不調も自然と改善していくわよ。
★みー:単に、引き締まったお腹になるだけじゃないんですね。
●あぶらみちゃん:まずは、まんべんなくムギューッとつかんで、眠っていた腹筋を呼び覚ますことがとても有効よ。
★みー:うがー! やっぱり、あぶら身が憎らしいほどつかめます!
●あぶらみちゃん:憎んだり「これを落としたい」と思うのではなくて、「これが私のお腹!」としっかり感じ取ることが大切。腹筋は〝鍛える〞のではなく、どれだけ〝意識〞できるかがカギだからね。自分自身のガードルだから、生涯ちゃんと育てていくのよ。
40代に効果的な体操▶お腹をつかむ
1 足を肩幅に開いてしっかり立ち、少し前かがみになってお腹を見る。
2 それぞれの部位を深く、場所を変えながら何度もつかむ。
◎POINT
ひざを伸ばす
足裏全体を使ってしっかり立つ
【部位ごとのつかみ方】


・胃…両手でおへその上、胃のあたりをつかむ。
・下腹…おへその下から脚の付け根までを、手の位置を変えながら何度もつかむ。
・わき腹…ウエストに手を当て、ろっ骨と骨盤の間をつかむ。
・ウエスト後ろ…背すじを伸ばし、ウエストの後ろ側をつかむ。
◎アドバイス
手で自分のお腹を感じることが、下腹スッキリの第一歩!この「ムギュ〜ッ」を筋肉に変えるのよ!
40代に効果的な体操▶あお向け左右の脚上げ

1 あお向けになり、腕を横に広げて手の平を下にし、指をしっかり開く。
2 ひざを伸ばし、腹筋の力で両脚を上げる。
3 腹筋の力で片脚を床上までゆっくり下げる。
4 左右交互に行う。
◎POINT
ひざを伸ばす
腰を床に押しつける
腹筋を意識して引く
◎アドバイス
コラコラ反動を使わない!腹筋と下半身のつながりを感じ取るのよ!
著者:菊池 和子(きくち かずこ)さん
1934年生まれ。 日本女子体育短期大学卒業。 体育教師を経て「きくち体操」を創始し、以来50年以上、毎日の授業、ラジオ、テレビ、講演などを通して指導にあたる。
きくち体操は川崎を本部とし、東京、神奈川の直営スタジオのほか、東京、神奈川、埼玉、大阪、兵庫、名古屋のNHK、朝日、よみうり、高島屋等主催の各カルチャースクールにスタジオを持つ。著書も多数。
監修=菊池和子、マンガ=熊野チコ/『40代から始めよう! あぶら身をごっそり落とすきくち体操』
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