増える養殖マグロ、激減する天然マグロ。業界人はいかなる知恵で乗り切るのか?

マグロといえば、日本人が大好きな魚のひとつ。でも、同時に「マグロはお値段が高い魚」というイメージもあります。なかなか気軽に口にできない魚。つい最近までは、それがこの国におけるマグロの常識だったのです。ところが、養殖マグロの技術が進歩してからは、その常識が変わりつつあります。
養殖マグロの革命を起こした近大マグロ
養殖マグロで有名なのは、「近大マグロ」でしょうか。近大マグロは、近畿大学水産研究所が、完全養殖に成功したマグロのことです。自然界で生まれた稚魚を捕ってきて養殖したものではなく、卵を人工的にふ化させ、そこから稚魚を育てたところが、これまでの養殖と大きく違いました。自然任せにせず、自分たちの手でマグロを増やしたことが、画期的でした。
天然マグロに比べ、養殖マグロは比較的お安く手に入れることができるため、やりくり上手の主婦にも人気があります。現在、近畿大学水産研究所は、豊田通商と協力し、少しずつ近大マグロの数を増やしているところです。

養殖マグロ、天然マグロの行く末は?
今年の8月8日、東京で「第8回太平洋クロマグロの資源・養殖管理に関する全国会議」が開かれます。養殖マグロがどんどん増える一方で、自然に生育している天然のマグロの数は、かなり減っているのが現状です。このままでは、マグロ漁を営む人たちの生活が成り立たなくなることも考えられます。
現在では、いずれ成魚となるマグロの小型魚の捕獲量に制限や削除を設け、これ以上天然マグロの数が減らないことを目標にしています。その制限と、養殖マグロの今後について話し合われるのが、「太平洋クロマグロの資源・養殖管理に関する全国会議」なのです。
養殖マグロが増えることで、おいしいマグロが気軽に食べられるようになるのは、私たちにとってうれしいことです。でも、同時に天然のマグロを守り、次世代へと残していくことも大切なことですね。
しめじとまぐろの塩昆布あえ
まぐろは夏野菜のゴーヤーとの相性もバッチリ。塩昆布をさっぱりドレッシング代わりにしていただいちゃいましょう。

<材料>(2人分)
しめじ…1パック(約100g)
まぐろ(刺し身用)…小1さく(約120g)
ゴーヤー…1/4本
<作り方>
1.ゴーヤーは縦半分に切って薄切りにして塩小さじ1/4をまぶし、約15分おいて軽くもみ、水けを絞る。
2.しめじは小房に分け、1とともに耐熱皿に入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジで約2分加熱し、ざるにあけてさます。
3.まぐろは2cm角に切り、ボウルに2と合わせ入れ、塩昆布を加えて、塩少々、オリーブ油大さじ1を回しかけてあえる。
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