【若林理砂「ぼんやり不調を整える」】キーワードは「つけっぱなし」「缶詰」「寝巻き」。冷やし過ぎに注意を

#くらし   
鍼灸(しんきゅう)師の若林理砂さんが教える「ぼんやり不調の整え方」はコレ!


鍼灸(しんきゅう)師の若林理砂さんが「ぼんやり不調の整え方」を語る、「ぼんやり不調を整える 若林理砂の二十四節気の養生暮らし」。大暑(たいしょ)~立秋(りっしゅう)~処暑(しょしょ)=7月23日~8月23日頃に始めたい“夏本番に整える備え”を教えてもらいます。

●お悩み/暑くて暑くて、とにかくバテバテです

【冷やし過ぎに注意しながら夏を快適に過ごす】

いよいよ夏本番ですね。節気の上での「立秋」は、暑さが極まり、秋の気が立ち上がる時期です。夏の体調管理の基本は、暑さ対策です。

エアコンを毛嫌いせずに、上手に活用することがポイント。就寝時は、エアコンが1~2時間後に切れるようタイマー設定をしている人も多いと思いますが、おすすめは除湿運転で一晩中つけっぱなしにしておくことです。

人は眠りについた1時間後に体温が上がるため、その頃にエアコンが切れて室温が上がると、暑苦しさから目を覚ましてしまいます。室温が30℃を超えない程度の温度設定で、寝室を快適に保ちましょう。

食事は、この季節においしい夏野菜や果物をたっぷりと。食欲をそそる、酸味や辛みを利かせた料理もいいですね。冷たいものが欲しくなる時期ですが、氷は多用しないこと。冷たいもののとり過ぎは、自律神経のバランスを乱します。

例えば冷やしたサラダを食べるときは、飲み物を常温にするといったふうにバランスを取りましょう。

栄養、睡眠をしっかりとって、夏に負けない体をつくりましょうね。

●今季の養生食材

【缶詰を活用して手軽にたんぱく質を補給】

【画像を見る】暑くて火を使いたくないときは、缶詰を利用してたんぱく質補給を


炭水化物に偏らないよう、野菜やたんぱく質をしっかりとりましょう。暑くて火を使いたくないときは、缶詰が便利。さば缶やツナ缶を、サラダや電子レンジ蒸し野菜にオンして。

●今季の養生ワザ

【緩みを持たせた寝巻きで就寝中も快適】

就寝時は風を通して体感温度を下げる、緩みのある寝巻きがおすすめ


緩みを持たせた衣類は、風を通して体感温度を下げるので、夏でも快適。体温調整が苦手な子どもにもおすすめです。大きめの麻のシャツを寝巻き代わりにするのも◎。

●「二十四節気(にじゅうしせっき)」でいうと今は…

【大暑(たいしょ)~立秋(りっしゅう)~処暑(しょしょ)=7月23日~8月23日頃】

照りつける太陽に負けない、元気な体づくりを


一年で最も暑さが厳しい季節。太陽が照りつけ、すべてが色鮮やかに輝きます。夏に負けない体をつくって快適に過ごしましょう。

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Information

教えてくれたのは:鍼灸師 若林理砂さん
アシル治療室院長。新規の予約が取れないほどの人気鍼灸師。東洋医学や古武道術に精通し、独自の食事・生活指導も行なう。
若林理砂 公式ツイッター

イラスト=ねこまき 取材・文=彦田恵理子

出典:雑誌『レタスクラブ』掲載の連載「ぼんやり不調を整える 若林理砂の二十四節気の養生暮らし」


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