使いにくい食材、どう使う?
SNSで「みなさんにとって使いにくいと感じる食材はありますか?」とアンケートをとってみました。そこで寄せられたご意見とともに、「私ならこう使うな〜」というものをいくつか紹介します。
その1 魚
「匂いが気になってなかなか手が出ない」「そもそも一尾であまり売っているところを見ない」「焼く、煮る以外の調理法がわからない」「捌さばき方がわからない」。
上記のように、一尾だと価格も手頃だけど捌き方や調理法がわからないという声が多く寄せられました。
たしかにお魚を捌くのってハードルが高いイメージありますよね。私も最初は、どこを切ったらいいのか全くわからず、なんだか難しそう…と敬遠していました。
しかし、節約するなら一尾で買ったほうが安いので、動画配信サイトで魚の捌き方を見て、見様見真似でチャレンジ。動画では職人さんがわかりやすく丁寧に教えてくれるので、初心者でも全然できました。また、いわしなど包丁を使わずに指で簡単に処理できるものもあるので、みなさんもぜひ一度挑戦してみてください。
その2 冬瓜、かぼちゃ
続いて多かったのが冬瓜やかぼちゃといったウリ科の野菜。このふたつは同じウリ科ですが、甘みや食感がかなり違いますよね。
冬瓜はヘチマやズッキーニのようにクセの少ないタイプ。一方、かぼちゃはスイカやメロンのように甘みが強いタイプ。
冬瓜やヘチマなどの瓜は味が淡白なので、炒め物やスープなどどんな料理にも合わせやすいです。また、生食できるので酢漬けや漬物にするのもおすすめです。
かぼちゃは、煮物やコロッケ、ポタージュ、サラダ、また甘みを活かしたスイーツにも使えます。もっと簡単に取り入れるなら、みそ汁やシチューに入れるのもおすすめです! 素揚げにして塩で食べるのも、ホクホクとした食感と甘みを感じられるおいしい食べ方です。
その3 ゴーヤ
夏の定番野菜ゴーヤ。苦味が苦手でなかなか手が出ない人も多いのではないでしょうか。ゴーヤは油と合わせることで苦味を抑えられます。素揚げや天ぷら、フライ。
ゴーヤチャンプルーも豚肉が入ることで、豚の脂で苦味を感じにくくなります。輪切りにし、ワタを取って肉詰めにするのもおすすめです。それでも苦味を感じるときは、ワタを取り、薄切りにしたゴーヤに塩と砂糖を揉みこみ水気を切って炒め物に使ってみてください。※ゴーヤ1本に対して、塩(小さじ1/3)、 砂糖(小さじ2)
油との相性がいいゴーヤですが、かつお節や麺つゆ、トマトなど、旨みのあるものと合わせるのも苦味を抑える方法のひとつです。
私はよく、ゴーヤチャンプルーにくし切りにしたトマトを加え炒めます。かつお節やトマトの旨み、豚肉の脂でゴーヤの苦味も抑えられグッとおいしくなります。
著=なちゃ、漫画=こいしゆうか/『節約初心者でもできた! ふたりで月1.5万円ごはん』