国産牛が安くなる予感!? 8年ぶりに増加した肉用牛の飼育数が示す畜産の大規模化 画像(1/3) 多少高くても食べたいのは、やっぱり国産牛。

農林水産省が7月4日に公表した「畜産統計」によると、肉用の牛を飼育している家の数は、前年と比べて3.5%も減りました。しかし、肉用の牛を飼育している数自体は249万9000頭と、前年と比べてわずか0.8%ですが増えています。この数字はいったい何を表し、わたしたちの食卓へどのような影響があるのでしょうか?


畜産が大規模化する理由とは

肉用の牛を飼う家は減っているのに、牛の数が増えている事実は、畜産が大規模化していることを示しています。家の数が減っている理由は、従事者の高齢化と後継者不足にあります。そして残った畜産家は、飼料や資材の高騰といった逆風を、規模の拡大という手段でどうにか乗り切っているのです。畜産が大規模化には、そうせざるを得ない背景があったのですね。

国産牛が安くなる予感!? 8年ぶりに増加した肉用牛の飼育数が示す畜産の大規模化 画像(4/3) 高齢化と後継者不足の問題が、酪農の世界にも押し寄せている。

国産牛が安くなる一方、外国産の牛肉は?

飼育数が増えた肉用の牛が出荷されることで、国産牛肉の供給が増え、価格がいまよりも少し安くなることが予想されます。一方、アメリカ産の冷凍牛肉にはセーフガードが発動し、関税が上がることになりました。その分が価格にまで反映されれば、国産牛と外国産牛の価格差が少し縮まるかもしれません。

とはいえ、日本とEUのEPA協定が大枠で合意に至るなど、今後は海外からの輸入品に、税があまりかからなくなる流れのようです。国産牛の価格低下が期待される中、それ以上に安く提供されることが予想される外国産の牛肉。国産牛を作る酪農家は、ますます厳しい価格競争にさらされそうですが、消費者にとっては安さがうれしい面もあります。お高めで質のいい国産牛と、お安くてボリュームのある外国産牛。作る料理に合わせて、上手く使い分けていけるといいですね。


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キーウィを入れたタレに漬け込むことで、よりやわらかくフルーティーに。

国産牛が安くなる予感!? 8年ぶりに増加した肉用牛の飼育数が示す畜産の大規模化 画像(6/3) 【関連レシピ】いつものお肉をよりやわらかく「やわらか焼き肉」

<材料>(2人分)

牛もも焼き肉用肉…180g

キーウィ…1/2個

玉ねぎ…1個

焼き肉のたれ(市販品)…大さじ4

・サラダ油

<作り方>

1.キーウィはすりおろし、焼き肉のたれに加えて混ぜる。バットに牛肉を広げ入れてたれをかけ、からめて約5分おく。玉ねぎは1cm厚さの輪切りにする。

2.フライパンに油大さじ1/2を中火で熱し、玉ねぎを並べ入れて焼く。途中、上下を返し、全体に焼き色がついたら器に盛る。

3.同じフライパンに牛肉の汁けを軽くきって並べ入れて焼く(たれはとりおく)。色が変わったら上下を返してさっと焼く。とりおいたたれを加え、フツフツとしたら、たれごと2の器に盛る。