関税が下がってパスタの輸入量がさらに加速! 競争激化が予想される国内外パスタの最新事情
日本でもすっかり立派な主食となったパスタ。近頃ではスーパーでも、外国産のパスタをたくさん見かけますね。それもそのはず、外国からのパスタの輸入量は年々、増え続けているのです。そして、その記録を塗り替える勢いで2017年もどんどん輸入されています。この記事では、増え続ける外国産のパスタと、減り続ける国産パスタの動向を見ていきたいと思います。
パスタにかかる税金が減ることで輸入モノがさらに増える
日本とEUは今年7月6日に、経済連携協定(EPA)について大枠で合意しました。これにより、パスタや牛肉といった多くの輸入品にかかっていた税金が、今後ゆるやかに減っていくことになります。じつはパスタについては、昨年の2016年時点で国産パスタと輸入パスタの比率が逆転し、過去最高の14万5000トンが輸入されています。食生活の欧米化が進む日本では、多くの輸入パスタを受け入れるための下地が、もうできあがっているのです。今年のEPA合意により、この先、さらに外国産パスタの輸入が増えていくことは間違いないでしょう。
国産パスタはこれからどうなる?
いっぽう2014年より製造量が減り続けている国産パスタ。じつは「国産」と言いつつも、国産の小麦だけを原料にしているわけではありません。流通量が少ない国産小麦のほかに、カナダ産やイタリア産の小麦が多く使用されています。現在、日本政府は外国産パスタとの価格競争にさらされる国産パスタへの支援として、輸入小麦を安く仕入れられるような措置を検討しています。つまり、外国産のパスタが安くなり、国産のパスタも安くなる可能性があるということですね。スーパーの売り場に国内外のさまざまなパスタが並びそうなので、ぜひ新しいメニューに挑戦してみてください!
【関連レシピ】ツナと小松菜のパスタ
子どもから大人まで大好きな味、バターじょうゆ味にきのこのうまみをプラス。簡単に作れてしまうのもパスタ料理のうれしいところですね。
<材料>(2人前)
ツナ缶…小1缶(約80g)
小松菜…1/3わ
えのきたけ…1袋(約100g)
しいたけ…4枚
スパゲッティ…160g
塩、バター、しょうゆ、こしょう
<作り方>
1.小松菜は葉と茎に分け、4~5cm長さに切る。えのきたけは長さを半分に切り、しいたけは5mm幅の薄切りにする。ツナは缶汁をきって大きめのボウルに入れる。
2.スパゲッティは塩適宜を加えた熱湯でゆで始める。袋の表示の1分前になったら、ゆで汁大さじ2を取り分け、小松菜の茎、えのきたけ、しいたけ、小松菜の葉の順に加えてさらに1分ゆでる。一度にざるにあけて湯をきる。
3.熱いうちに1のボウルに加え、2で取り分けたゆで汁、バター10g、しょうゆ小さじ1を加えてあえ、こしょうで味をととのえる。